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  • 登録日2009/08/07
  • 三島由紀夫の鹿鳴館の幕切れの銃声

    来年、新国立劇場で、三島由紀夫の鹿鳴館を新作オペラ化したものが上映されることが決まりました。それでその予習をしようと思って新潮文庫の戯曲を読んでみたのですが、ひとつ大きな疑問が残りましたので、ご存知でしたら教えていただきたいと思います。 それは最終幕のまさに幕切れの部分です。朝子は影山に別れを告げ、今後は昔の恋人清原についていくと述べます。そして影山と朝子は夫婦として手を取り合って、おそらくは最初で最後のワルツを踊ります。そのとき、ト書きに「突然遠くかすかに銃声が鳴りわたる」とあります。 この銃声とは何を意味するのでしょうか?まさか影山の言うように、花火を銃声と聞き間違えたはずはありませんよね。もしかしたら清原が息子久雄を撃ち殺してしまったことを悲観して、自殺した銃声だったのだろうか?などと想像しています。もしこの推理が正しいとすると、朝子は影山と別れて清原のもとへ行くはずだったのに、それがかなわぬ夢となってしまいますね。 この幕切れについて何かご存知の方、よろしくお願いします。

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