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テーパの同軸度について
- 設計2年目初心者のため、図面にて外径に対しての内径と内径テーパ(90°)の同軸を規制したいと考えています。
- 社内の図面には幾何公差を扱ったものが少なく、ネットでも実例を見つけられず悩んでいます。
- 旋盤物で同軸一括での加工指示の記号や注釈方法などについても知りたいです。
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指示の書き方はOKです。個人的には、見落とされる可能性も考えるとテーパーとΦ10の公差指示記号は別にしておきたいですが、この辺りは好みの範疇でいいと思います。 厳密に言うなら矢印やデータムの位置で意味合いが変わるので、その点は一応覚えておくといいでしょう。 https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/0905/14/news089.html 同軸一括での加工指示というものはありません。なぜなら図面としては同軸度として指定する部分であり、その要求性能が満たされているなら一括加工でも分割加工でも構わないからです。 もし何らかの理由でワンチャックでの加工が必須の場合は、会社によっては変わります。矢印と注記で「1チャックで一括加工の事」と図面内指示するケースもあれば、別途『加工要項』というような指示書類が添付されるケースもあります。
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- kon555
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>> 外径と中心軸基準のデータムはどういったパターンのときに使い分けるのでしょうか? まずお断りしておくと、この使い分けを意識している図面というのは、正直なところ実務上では見た事がありません。どこまで普及しているか、加工や検査担当に通じるか、疑問があるレベルです。 その前提の上で、あくまで理屈的な話として言えば、例えば同軸度で規定された穴の中に何らかの棒状の物が通るのか、水や微細粉末などの流体が通るのか、という使用用途での使い分けはあり得ます。 極端に言えば、穴が仮にクローバーや星形のように凸凹していたとして、その中を丸い棒が通るならば、問題になるのは中心のズレでしょう。 しかし流体が通るなら、中心位置より外径のズレが問題になります。 あるいは棒状部品の場合、それがベアリングに差し込まれるのか、Vブロックで保持されるのか、という違いでも中心/外径どちらが求められるのかが変化します。 前述したように、このようなケースでの使い分けを想定しているんだろうなぁ……という理屈レベルの話ですので、ご参考程度に留めておいて下さい。
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イメージしやすくとてもわかりやすかったです! ご回答ありがとうございます。 大変勉強になりました。 参考程度に覚えておきます。ありがとうございました。
お礼
簡潔でとてもわかりやすいご回答ありがとうございます。 頂いた回答から出た新しい疑問点も下記に記載しましたので、もし確認いただけたらこれも回答いただけると幸いです。 >>見落とされる可能性も考えるとテーパーとΦ10の公差指示記号は別にしておきたい... 確かに検査時紙面でのレ点チェック等を考えると項目をそれぞれ設けた方が抜けが無さそうです。 私も今後はそうしたいと思います。 >>厳密に言うなら矢印やデータムの位置で意味合いが変わる... URL参考になりました。質問内容では基準が"外径"で添付の図は"外径の中心軸"になっていました。覚えておきます。(合ってますよね...?) 、、、ところで外径と中心軸基準のデータムはどういったパターンのときに使い分けるのでしょうか? 私の浅い経験では思いつかず、簡単な例で良いのでなにかご教授いただけると幸いです。 >>同軸一括での加工指示というものはありません。... 言い切ってもらえてスッキリしました。 >>もし何らかの理由でワンチャックでの加工が必須の場合は... 実例もありがとうございます。大変参考になりました。