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【電子レンジの不思議な仕組み】回転式の電子レンジは

【電子レンジの不思議な仕組み】回転式の電子レンジは温める物を真ん中に置いては真ん中は温まらないそうですがそれはどういう機械の仕組みからそうなるのですか? そして面白いことに非回転式の電子レンジは逆に真ん中に置いた物体だけ温まって、端に置くと温まらないそうです。これもなぜですか? 回転式電子レンジと非回転式電子レンジの電磁波の仕組みは全く違う電磁波なのでしょうか?

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回答No.1

私は電子レンジの設計を担当したわけではないので、私の考えを説明せてもらいます。 電子レンジを英語で Microwave oven と言います。機械の中にマグネトロン発振器という高周波発振用の真空管が使われています。過熱する時には Oven 内は高周波の電波が放射されます。すると次のようなことが予想されます。 1. 扉の窓には波長より充分小さな網がかけられており、その他の壁は導体となっている。従って高周波の電波は6方向の壁で完全反射される。当然、Oven 内では定在波ができる。従って、当然、定在波の腹と節があって、腹の部分の振動が大きいので、よく温まる。炉内の形も直方体なので平面方向では炉壁に近い部分は四隅より定在波の強度の強い腹ができやすい。 2. 炉内の食品は、水分と有機物で構成されており所謂 tanδ が悪い状態となっているので、食品内に誘導電流が流れて発熱する。その証拠に、陶磁器・ウレタン樹脂製の食品トレイなどの tanδ の極めて良好な材料は殆ど温まらないし、アルミ箔などの様に電流の流れる方向の抵抗が中途半端にちいさぃものは赤熱して危険。 食品そのものが半導電体なので、電磁気学の法則から高周波電界は曲率の大きい突端部に集中するので、その部分は温まり易い。 以上のような事情があるので、最初は食品をターンテーブルに乗せて食品を加熱され易い所と加熱され難い所を通過させて、回すような方法が考えられた。しかし、頭の良いやつがいて、発信させるときの放射電波の位相や強弱を周期的に変化させて、過熱予想域の定在波分布を周期的に変化させることにより、過熱ムラをなくすことをしているのが非回転式。 私は電気技術者としてこんな風に考えています。

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