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「ゑ」「ゐ」は何?
- 「ゑ」「ゐ」はひらがなの文字であり、日本語の一部として使用されていました。
- 「ゑ」「ゐ」はUnicodeが普及するまで広く使われていた文字集合JIS X 0208・文字コードShift_JISで定義されているひらがなに含まれていました。
- 「ゑ」「ゐ」は現在の小学校などでひらがなとして教えられていないため、知らない人も多いですが、これらの文字が認識できないと「いろは歌」を読み上げることができません。
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>・分類でいうと何になるのか?ひらがな?変体仮名? ひらがな、です。因みに、カタカナで書くと、ヰ、ヱ、になります。 この文字は「歴史的仮名遣い」で用います。 「歴史的仮名遣い」では「てふてふ」と書いて「ちょうちょう」と発音します。 また、誤中語尾の「わいうえお」と発音する部分を「はひふへほ」と書くのも「歴史的仮名遣い」です。 「わたしわ」と発音するのを「私は」と書くのも歴史的仮名遣いですが、これは、現代仮名遣いにも残っています。 >・なぜあまり使わなくなったのか、なぜ小学校で教えなくなったのか? >・いつ頃から使わなくなったのか? 昭和21年に、内閣告示第33号「現代かなづかい」が制定され「発音通りに書く」ことになり、「ゐ⇒い」「ゑ⇒え」「を⇒お」と書く事になりました。 「を」は「助詞の『を』」があるので、現代仮名に残りましたが、「ゐ」、「ゑ」は抹殺されてしまいました。 それ以前は、ゐ、ゑは、普通に使われていました。 現代仮名の制定は、常用漢字の制定と並ぶ、文化を破壊する行為でした。
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- SPS700
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1。・分類でいうと何になるのか?ひらがな?変体仮名? ひらがなです。 2。・なぜあまり使わなくなったのか、なぜ小学校で教えなくなったのか? これは、日本語の歴史を通じて「唇音退化」(だんだん唇を使わなくなって、口を丸めるのが弱くなり、丸口から平口になって、p > w > ゼロ、と言う流れの結果です。 w の音が、弱くなり。ワ行の「う」は初めっからありません。残る四つも、次に前母音の(=舌の高い場所が前寄りで、平口のエ段とイ段)「ゑ」と「ゐ」が抜け、唇を使う「を」もア行の「お」と同じになりました。 3。いつ頃から使わなくなったのか? 下記は、契沖という摂津出身のお坊さんが書いた本で、「お」と「を」の混同を避けるための本で、これが書かれたのが江戸時代ですから、その頃だと思います。 『和字正濫鈔』 https://kotobank.jp/word/%E5%92%8C%E5%AD%97%E6%AD%A3%E6%BF%AB%E9%88%94-154047 4。平安時代に970年の序文のある「口遊(くちずさみ)」という謎の答えに「母には二度会えども父のは会わず」というパズルの答えが「くちびる」です。このため母はファファと発音され唇音退化の鍵とされています。 11世紀中程以後にできたとされる「いろは歌」には、「お」と「を」、「え」と「ゑ」、「い」と「ゐ」の区別があります。 5。鎌倉時代には、それまでの混同を正す「定家かな遣い」が作られます。 6。室町時代の『日葡辞書』には「を」が区別されています。 7。これは区別のあった上方語と江戸っ子語の衝突が、江戸で起こり、次第に上からの目線が『浮世風呂』でも分かる通り、西から東に動いた結果でしょう。
お礼
「唇音退化」ですか。そういう背景があるのですね。 ありがとうございました
- marisuka
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ワ行の「い」と「え」です。ひらがなです。 正しくはwiとweという発音ですが、区別しにくいのでア行の「い」と「え」にとって代わられました。使わない文字なので小学校では教えなくなりました。 ちなみに「わ」waは「あ」とはっきり区別して発音できるので、生き残りました。「を」は、「は」「へ」とともに、格助詞であることを区別して示す必要があったため、歴史的仮名遣いのまま残りました。 昭和の前半まではまだこの文字を使う人もいましたが、戦後と言われる時代になったころには使う人がだんだんと亡くなっていき、昭和30年代にはもう普通は使う人がいなかったようです。
お礼
ありがとうございました
- q4330
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小学校令施行規則第一号表によりひらがなと定義されてます わ゙ ゐ゙ ゔ ゑ゙ を゙ ゕ ゖ・・・「か け」ではない これらも”ひらがな”です ただし1986年に交付された「現代仮名遣い」により(現代の国語を書き表すための仮名遣いのよりどころ)には含まれなくなりました。 ”よりどころ”には含まれないが、ひらがなであることは変わらない、カタカナではないし、漢字でもアルファベットでもない。
お礼
ありがとうございました
お礼
「歴史的仮名遣い」ということですね。 ありがとうございました
補足
「文化を破壊する行為でした」についてはなるほどと思いました。この変更が「現代日本語」と古文に、(より)大きな隔たりを生じさせた原因の一つなんでしょうね。