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IEの全体像
- IEの全体像を知りたいです。
- 工程分析、動作研究、稼働分析、時間研究の役割を教えてください。
- IEの最終的なゴールは何でしょうか。
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の始まりの頃(20世紀初め)をみますと2つの考え方があったように思います。ひとつは「時間研究」や「動作研究」、もうひとつは「フォード生産方式」。前者は部分、後者は全体を視野に入れている、と考えられます。その意味では、IEは“工場の生産性の改善”をいう認識はあったんだろうと推察されます。 その後、フルラインアップを目指したGMは、部品の共通化、まとめづくりなどで部分最適の範囲を広げ(IEの活用)、企業全体としては事業部制、標準原価計算、計画基準の生産管理など組織的・制度的改革を行いました。しかし、1970年頃から、仕掛在庫過多、スピード鈍化という弊害が目立つようになりました。 現れたのが「トヨタ生産方式」。ムダの排除、作業の分業・標準化、、をベースにした平準化、タクトタイムによる同期生産などなど、GMとの比較でみれば、物理的にも組織的にも、部分と全体の整合性が、とられていることが特徴だ、と言えるのではないかと思います。 では、一般の企業が「トヨタ生産方式」を再現できたかと言えば、成功事例はごくわずか。 本来なら、IEが「トヨタ生産方式」を再現できる一般解を示すべきではなかったか。「トヨタ論」のIE的解説は食傷気味に氾濫しましたが、実現可能な方程式は50年経過しても示されていません。ORも盛んに「トヨタ研究」を行っていますが、部分解だけで終わっているようです。 新たな動きも出てきました。1990年頃から Factory Physicsという言葉を聞くようになりました。工場の生産ラインを物理的、工学的に分析し、工場管理の基礎としようというものです。残念ながら、日本では、あまり知られていません。 IEはFactory Physicsのベースになっています。と同時に、IEでは十分取り扱えなかったところをFactory Physicsがカバーしているところもあります。 IEは、これまでの産業を支えてきた歴史を考えると、Factory Physicsを積極的に取り込んでいくべきではないか、なんて考えています。そうすれば、「トヨタ生産方式」も「トヨタ生産方式」がうまくいかない「一般の生産方式」もIEで表現、理解、再現できるのではないか。打ち寄せるDX(デジタルトランスフォーメーション)の波に押し流されないように・・・。 “IEの全体構造”とのご質問には、出過ぎたコメントになってしまいましたが、参考程度にご笑覧いただければ、、と思います。
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- ohkawa3
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IEの目的は、工程管理を論理的に構築し、作業のむだ、むり、むらを除去し、生産性を上げることで、製造業などの利益を高めることです。 用語にご興味があれば、JIS Z 8141 生産管理用語をお手元に備えておくくとをお勧めします。 http://kikakurui.com/z8/Z8141-2001-01.html https://www.jisc.go.jp/app/jis/general/GnrJISSearch.html
お礼
ありがとうございます。 基本的には、上記4つのカテゴリからいくと、工程分析がより重要なのかもしれませんね。工程分析による(工程再設計での)生産性向上の余地が、より大きいように思われるので。 例の辞書は一応持っています、大変役立ちます。 JISCのサイトから、個人として登録することもできるようですね。初めて知りました。
- hahaha8635
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答えのない回答 トヨタ生産方式はある種IEの回答でありますが 現代には歪みが生じてます いくたなる災害によりラインは止まる危機も コロナによる物品の遅れ テレワークよいう新しい雇用体系 カイゼン 事態はいいことだが マイナーバージョンの変革 では今は乗り切れないでしょう 日本企業がリストラの前に取り組むべき「働かないおじさんの活躍推進」策 https://news.infoseek.co.jp/article/president_43462/?tpgnr=busi-econ と変なこと書いたが IE事態もう古くなってるのかもしれない 新しい道具 https://nnabla.org/ja/
お礼
ありがとうございます。全体像をきちんと勉強したことがないので、大変勉強になりました。 IE、OR(ORというのを知りませんでしたが)の位置づけ、トヨタ生産方式の位置づけ、状況などなど。