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「なぜ世界は存在しないのか」について

マルクスガブリエルの「なぜ世界は存在しないのか」を読みました。 この本を読んで腹が立って仕方ありませんでした。 「物質なんか存在しない」という話なのかなと期待して読みましたが、そうではありませんでした。宇宙は存在するけど、世界は存在しない、という話でした。つまり物質的世界はそのまま認めた上で、個人の観測している「世界」を1つの世界にまとめることができないという話でした。 それはそうだと思うけど、それってわざわざ本に書いてまとめるほどのことなのか?著者の言葉遊びに付き合わされているようで腹が立って仕方なかったです。くだらないと思いました。 私のこの本の理解は間違っていますか?

みんなの回答

  • SPROCKETER
  • ベストアンサー率26% (2125/7982)
回答No.2

 たとえば、SF映画に出て来るワープ航法で1000光年彼方の宇宙にある惑星に行ったとします。そこから地球を見ても、1000年前の地球しか見えないわけで、過去の世界しか知覚出来ないことになります。  相対性理論で言えば、空間的な距離で隔てられている世界は時間の壁があるので、共通する時空間を認識出来ない為に、1つの世界になり得ないという事でしょう。地球上だったら光速度は秒速30万kmですから、地球の円周である4万kmは0.1秒ぐらいで到達しますが、1000光年彼方の惑星は1000年かかるので、同時認識は出来ないというわけです。  光速度の限界があっても、地球と月は僅か2秒ぐらいの遅れに過ぎないので、同じ世界と認識出来ますし、火星でも数分間の遅れに過ぎません。観測出来る惑星で一つの世界にまとめられる世界の大きさは宇宙規模で大きいでしょうね。

stmim
質問者

お礼

なるほど。ありがとうございます。 確かにそう考えると同じ時間での世界というのも考えにくいですね。 (私の理解では)著者が考えていたのはもっと単純にいろいろな人間の観測している世界を足し合わせて一つの世界に合成できないということだと思いますが。

  • tzd78886
  • ベストアンサー率15% (2590/17104)
回答No.1

本の評価なんてそんなものです。書いている本人は本気だったとしても、読む人すべてに賛同が得られるとは限りません。新約聖書なんてものは唯物論者にとっては我慢ならないもののはずです。

stmim
質問者

お礼

確かにそうですね。回答ありがとうございます。 著者がいいたかったことが本当に自分の考えた内容でいいのか気になります。そんなくだらないことで本を書くのかと。しかも結構売れていたみたいなので。

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