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平時と有事の政府の在り方
- 国会議員の報酬と責任の問題
- 政府の決定の問題と医療従事者への支援不足
- 知識人の出現の問題
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戦前の軍隊が起源とされる「平時の考課はこれを取り消す」という言葉が、戦後は報道の世界でよく使われました。最も大事なものは軍人ならいくさに勝つこと、記者なら取材で特ダネを取って情報戦に勝つことであって、その際の人事考課を最優先すべきだ、(それ以外の平時に挙げた業績は(有事の対応に失敗すれば)取り消されても仕方がない)という意味です。 問題は、戦後の政治の世界(政治家の評価)では、相当な緊急事態に陥ってもほとんどの政治家が「誰も本心では有事だと思っていない」ところにあると思います。皮肉な言い方をお許しいただければ、ほとんど全部の政党が右から左まで「日本は特別な国である」という一種の「神国思想」(もちろん「神」の内容は左右で異なりますが)に染まっていて、リーダーたちは「大変だ」、「大変だ」というだけで、内心ではタカをくくっていて普段通りに行動しているように見えます。これでは「平時の考課はこれを取り消す」どころか、「有事の対応」を「平時の常識」が邪魔することになってしまいます。 本当に「大変な事態である」ことに気が付いて「汗をかいて頑張っている」のは現場の担当者だけというのが、残念ながら現実でしょう。先の大戦中でも日本の陸海軍は定期の人事異動を行ないました。戦後「なぜ戦時でも平時と同じように定期異動を行ったのか」と聞かれた軍の上級将校は「だって皆偉くなりたいだろう」と答えたそうです。 正直な答えだと思いますが、戦後75年経った今でも本質的には日本は当時と変わっていないのでしょう。新型コロナウイルスを吹き払ってくれる「神風」を期待しているとすれば、何をかいわんやです。 なおこの日本式の官僚の定期人事異動というのは実は曲者でして、長期間同じポストに就くことによる癒着を防止できるという実務上の利点が喧伝される一方で、2,3年で異動してしまうために専門性が深まらず、自分の任期中には社会的に賛否が二分されているような大きな決定を行わず、重要な問題を極力先送りしようとする重大な欠点があります。たびたびこのことは指摘されていますが…。
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- eroero4649
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>結局、日本は近代化が遅れていて、何も決まっていない、時代遅れの経済企業、中国に会社がすがり助けを求める、日本独自では企業が持たない。と言う事でしょうか。 近代化とかテクノロジーの問題ではなく、日本人の民族性、性格からして有事のときに平時と違った対応を柔軟にとるということはできない、という見解です。 >日常の在り方も時間差出勤を考え、1年の休日もカレンダーに従わなくても、枠にはまった生活を辞めて「自由に出勤自由に働く自由に休む」人間らしい生き方に変わると良いと思います。 「自粛警察」という人たちをご存知ですよね。あの自粛というやつはあくまで自粛にすぎず、自粛するかどうかの最終判断はそれぞれのお店などに任されているはずです。 しかし実際には「みんな休んでいるのになぜお前たちは休まないのだ!」と圧力をかけてくる人たちが少なからずいたのです。 重要なのは、あの自粛警察の人たちは誰一人としてどこかから頼まれていないってことです。自主的に、自らの意志で、同調圧力をかけてきたのです。 そういう世の中である限り、その本質は変わらないでしょう。そしてこの自粛警察の同調圧力は戦時中の同調圧力と本質は同じですから、我々の本質は70年前も今も変わらないということなのだと思います。それが「民族性」というやつですね。トナリの国の人たちがすぐカッカとなることを止められないのと同じです。
お礼
有り難う御座いました。
補足
自粛警察は、人に注意するという達成感喜びを求めている、いわば癖だと思います。 私はマスクをしてもしなくても、個々に事情があれば間隔を取って行動すれば問題 は無いと思います。戦争中の動員で地域の班長に指名された人達は、住民に厳しく 指導しなければ班長自身が叱られると言う環境の中での出来事、戦争がおわれば我 に返り、恥ずかしいやら後ろめたいやらで外出も出来なかったであろうと思います。
- eroero4649
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「日本人に有事の対応はできない」と思っております。外国からも「日本人は緊急事態のときもルーティーンを頑なに守ろうとする傾向がある」と指摘されています。 例えば、この新型コロナウイルスの感染者の増加を受けて勤務の在り方が話題になっています。在宅勤務などに多くの企業が後ろ向きであることはご存知のことと思います。 でも、不思議に思いませんか。仮に在宅勤務が難しかったとしても、満員電車の回避は可能なはずです。何も学校や会社に朝9時に必ずつかなければならない絶対的な理由はありません。今どき会社同士の連絡を電話で朝イチから頻繁にするなんてないでしょう。メールでのやりとりがメインのはずです。 だったら朝7時に会社に来てその分早く退勤してもいいはずだし、11時くらいに出勤してその分遅く終わってもいいはずです。「全員9時5時」を絶対守らなければならない理由はありません。なにより「かかる国家の非常事態」です。 でもほとんどの会社が、そんな「やろうと思えばできるはずのこと」に取り組んでないですよね。 自分たちができないのに、政府にやれってのも無理な話だと思いますよ。様々な給付金などの申請もWeb化、電子化で省力化できるはずなのに、「高齢で申請の仕方が分からない」とか言い出すわけじゃないですか。個人事業主や法人の給付金も「電子申請は自分はできない」って堂々と口にする経営者がいるわけです。「そんなのもできない人はもう時代に合わないからこれを機に商売を畳んでください。生き残りたいならできないなんていわずに必死に覚えろ、カネのことやで」といえないんですよ。それはおかしいですよ。国民が平常運転のままで国だけ有事の動き方をしろっていってもね。
お礼
有り難う御座いました。
補足
結局、日本は近代化が遅れていて、何も決まっていない、時代遅れの経済企業、中国に 会社がすがり助けを求める、日本独自では企業が持たない。と言う事でしょうか。 日常の在り方も時間差出勤を考え、1年の休日もカレンダーに従わなくても、枠にはま った生活を辞めて「自由に出勤自由に働く自由に休む」人間らしい生き方に変わると良 いと思います。
お礼
有り難う御座いました。
補足
組閣を度々行えば、大臣になっても腰掛けにすぎず、真剣に取り組むことはない、 次の大臣が真剣にやれば良いと、次の大臣も腰掛けで真剣にはしない、その態度 が官僚を悩ませる。日本もおかしな方向へと進んでいく。国会議員は派遣社員と 同じで4年と言う任期の中で成果を出せば高い評価を得る、成果が出なければ低 い評価がでる。しかし、低い評価でも地元の選挙有権者は議員として当選させ国 会に派遣をする。おかしいと思います。