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鋼鉄の定義とは
鋼鉄とは、「炭素を0.04~2%程度ふくむ鉄。炭素鋼。炭素の他にニッケル・クロムなどをふくむ物は特殊鋼という」という物で、 炭素鋼と特殊鋼(合金鋼)を指していることが分かると思いますが、 Wikipedia百科では、炭素鋼のことのみを指しているとされており、どちらが正しいのか分かりません。 現に、戦車装甲分野の説明では炭素鋼の定義で進められますし、機械分野では炭素鋼と合金鋼両方の意味で使われます。 鋼鉄といった場合は、炭素鋼・合金鋼含みますか? 詳しい方よろしくお願いします。
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- phosphole
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追記になりますが、この辺の話は、業界によっても変化します。私は化学の人間なので、化学の定義(鋼=炭素鋼)を前提としますが、材料分野の人の言う意味とはしばしば異なる(というか定義の範囲が違う)ことになります。 質問者さんが、どういう分野の方なのか、によっても意味合いは変わります。
- atm_phantom
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意外に思われるかもしれませんが、JIS の鉄鋼ハンドブックを見ていただくと、単なる「 炭素鋼 」という種別の鋼は JIS では存在しません。構造用合金鋼 の分類の一つとして S-C材 ( 機械構造用炭素鋼 ) という呼び名の鋼材があるだけです。AISI 等の外国規格には carbon steel ( 炭素鋼 ) とか ordinary steel ( 普通鋼 ) という分類があるそうですが、JIS には「 炭素鋼 」はないそうです。 尚、JIS で普通鋼 に相当する鋼は SS材 ( 一般構造用圧延鋼材 ) や SM材 ( 溶接構造用圧延鋼材 ) となります。 また、鉄鋼材料の問屋さんは JIS の標準品を在庫にもって規格品を売っていますが、日本製鉄、JFE、神戸製鋼所、日立金属 などの元売り会社は全て成分指定 ( 勿論 JIS 規格品も含まれています。) の注文生産だそうです。 下記の文献は鉄鋼を使った仕事を志している人には一度は目を通すことをお勧めします。 ( 出典: 「 JIS鉄鋼材料入門 」ISBN4-88661-805-7 C3033 大和久重雄 著 )
- phosphole
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定義の上では、「鋼」は「炭素と鉄の合金、ただし炭素は2%まで」です。 ただし、おっしゃるとおり、この辺はわりとアバウトで、ケイ素などの他の典型元素を含む合金も「鋼」と呼ばれることがありますし、もっと広い意味で、ご指摘のような他の遷移金属との合金も含めることもあります。 ただ、定義は最初のとおりです。
お礼
定義はあれどかなり曖昧な定義だと言う訳ですね。 ご回答ありがとうございました。
- 中京区 桑原町(@a4330)
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鋼鉄とは金属に詳しくない一般人が使う言葉で、鋼鉄をいう素材はありません。 鉄とは..... 鉄鉱石を製錬し炭素量が0.02%未満にした物です。 鋼とは..... 鉄は脆く酸化しやすいので、粘り強さ、加工性、などを改善するために炭素量を0.02%~2%ほどにした物です。 炭素鋼・合金鋼はその言葉の通り「鋼」です
お礼
なるほど、化学の分野では鋼とは炭素鋼のことなんですね。 合金鋼を表す場合はないのでしょうか。 因みに理由を教えていただいても良いですか?