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アメリカ合衆国の新型コロナウイルスについて
- なぜアメリカ合衆国は、日本よりも圧倒的に感染者数・死者数が多くなってしまったのでしょうか?
- なぜアメリカ合衆国は、感染症対策が充実しているにもかかわらず、新型コロナウイルスの状況が深刻化したのでしょうか?
- なぜアメリカ合衆国国内での新型コロナウイルスの感染者と死者は人種や民族によって差が生じたのでしょうか?
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日本、中国、韓国、台湾などのアジアの国々のCOVID-19の死亡率の低さは世界でも注目の的になっていますが、理由はわかっていません。BCGの予防接種が関係しているのでは無いかと言う説があり、京都大学の山中伸弥教授ですら可能性としては認めているものの、ヨーロッパでもまるっきり接種をしていないわけでも無く、論理的な説明はありません。今のところアジアの特定の国々では死亡率が1桁くらい低いと言う統計データのみです。 その意味ではアメリカと日本を比べるのは不定要素が多すぎて、アメリカとヨーロッパを比べた方が良いと思います。 1. 感染拡大初期のアメリカは、ちゃんとした対策を取らなかった。感染者が100人に達してからの対策スピードは世界の中でもアメリカが圧倒的に遅いです。日本はロックダウンこそしなかった物の、感染者が帰国者から出たり国内での感染が出た段階からクラスターと濃厚接触者の追跡調査は徹底的にやっていたので、急速な感染爆発は起こりませんでした。一方で、アメリカは当初トランプが楽観的な事を言い続け、CDCによるPCR検査キットの品質問題での配布遅れはあった物の、それ以前にニューヨークで感染爆発が起こるまで真剣に取り組んでいなかったと思います。トランプは3月になって国内感染者が目立ち始めた時期も、風邪と同じで4月になれば綺麗さっぱりなくなると公言していましたから。 2. トランプがCDCの言う事を真剣に聞いて対策に盛り込まなかったからでしょう。今アメリカで問題になっていることの中に、アメリカの各州の病院で得られたCOVID-19の臨床報告が、最近CDCにはいかず、政府の公衆衛生局に行くようになったと言うことと、トランプ政権下で感染状況で警鐘を鳴らし続けた対策チームのリーダー・ファウチ博士をホワイトハウス内部から批判し、信用度を低めようとする動きが出ていること。科学よりも政治と経済を優先し、耳の痛い発言を封じ込め用途する暴挙だとアメリカメディアが連日批判しています。 3. 人種による違いがあるかどうかはわかりませんが、一般論として低所得層の労働者はロックダウン中であってもテレワークでお金を得ることができず、感染リスクの高いところで働かざるを得ないから、白人の2倍の率の感染者が出ていると言われています。一方で、アメリカの民族・人種別の収入を見ると、アジア系は白人よりも平均収入が高いと言うデータを見たことがあります。収入だけで確かなことは言えませんが、人種ごとのコミュニティーや生活様式、仕事の内容、収入などが関係している可能性は高いと思います。 4. 遺伝子の違いかどうかはわかりませんが、少なくとも死亡率の違いは国ごとにはっきり現れていますね。日本は中国から直接持ち込まれたタイプのウィルスは2月中にほぼ押さえ込み、ところが3月に入ってヨーロッパからの帰国者などから持ち込まれたヨーロッパ型がその後蔓延したと専門家会議では結論づけています。であれば、イタリア、スペインなどで爆発的に広がったタイプのウィルスが日本に来ているわけで、なぜヨーロッパのようにならなかったのか不思議です。ただ、その要因が科学的にはわからず、ファクターXと呼んで世界中で不思議がっています。日本よりも韓国、台湾、中国で感染押さえ込みに成功しているのですが、日本はそれらのいずれの国よりもゆるやかな対策しか撮っていませんでしたから。 5. 欧米が一概に不潔と言うわけでは無いと思います。特に最近の欧米の男性は日本の男性よりも身だしなみに気をつけていることが多いように感じます。ただマスクは元々病人がする物だと言う意識だったので、COVID-19で付けなければいけなくなった時の抵抗感も相当あったと思います。そもそもマスクは感染予防にはほとんど役に立たず、他人に感染させない物なので、そのためにわざわざお金を出してマスクをかって人のためにすると言うのが納得いかない人も多いと思いますが、日本人は習慣的にあまり疑問に思わずにマスクをしていたと言うだけだと思います。ただ、今のアメリカは、強気のトランプが自らはマスクをしないと言う態度を示していて、それがホワイトハウスの高官に広がり、更に共和党の支持者たちもマスクをしないことがトランプと共和党に対する忠誠心であるかのようにマスクをしないので、完全に政治的に歪められてしまっています。 6. アメリカでも経済活動を再開させた州で再び規制強化をするところが出始めているので、新規感染者数の増加は抑えられる可能性があると思います。ただ、共和党の州知事の州はトランプの顔色を伺っているので、全国で一致して感染を抑えると言う状況には当面ならないでしょう。トランプは共和党知事の州で言う事を聞くところには助成金を出し、民主党知事の州には出さないと言うような事をやっています。今共和党議員や支持者の中からも反トランプの声が強まっていて、この動きを止めるために徹底したコロナ対策が必要だと真剣に考えれば状況が変わるかもしれませんが、今のところトランプにその気があるようには見えません。最近の話題は9月に学校を再開させるかどうかで、それが子供たちに安全かどうかよりも、トランプに従って再開させる動きと、反トランプで再開させない動きと政治的に別れてしまっています。本来は再開させるためには何をすべきかを真剣に考えないといけないはずなのですが。 7. 今のままだと再選は無いでしょう。共和党からも離反者が多く出ています。ただ、トランプが以下に大統領として不向きで人間としても最低であろうと、今のアメリカ国民は今日や短期的な明日の事を見ています。となると、これから選挙までの間に大統領権限で国民を一時的に喜ばせるようなことができれば、もう4年くらい我慢しても良いかと言う人が出てきても不思議ではありません。一番簡単なのは金をばらまくことなのですが、民主党が多数の議会を通すことができず、うてる手は限られているようには見えます。
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- longrailjpn2018
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欧米でマスクをすると、日本でいう強盗が使う様な目出し帽と同じで、不審者やテロリスト、泥棒扱いだそうです。 白人は、酒飲んで歌って群れてパーティーが大好きだから。
- human21
- ベストアンサー率37% (938/2476)
1・2について、アメリカ人はマスクをしない、至近距離で会話、 医療制度の不備、人種差別、コロナを軽視、貧富の格差などが感染・死亡が 多い理由と思われます。 3について、黒人が多い理由ですが、貧しい人が多くPCR検査が 受けられない、治療を受けられない、などの理由が考えられます。 黒人は医療保険に加入していない人が多く、高額な医療を受けられない、 収入が少ないと治療を拒否される事態が起こっています。 アジア系、ヒスパニック系、白人も上記の理由が主で、人種や民族による 違いは証明されていません。 4について、人種・民族による違いは現在調査中で、まだ結論が出ていません。 ただ、人間は12種類の抗体を持っていて、人種や民族だけでなく、 個人によって持っている抗体の種類に違いがあるようです。 5について、アメリカ人でマスクをしない人は、マスクをする・しないは 個人の自由であり、指図されたくないと言っています。 生活習慣の違いはありますが、不潔かどうかは分からず、また死者数の 増加との関係も分かっていません。 6について、アメリカの感染者・死者は増加中で、第一波が長期になると いう最悪の状況になっています。 今後、冬にはインフルエンザも流行する事から、大統領選後のアメリカは 地獄のような状況になるかも知れません。 7について、トランプ再選の可能性は現時点で低いです。 ただ、支持率が低い事から秋に何か仕掛けるのではと危惧されています。 私見ですが、再選確率は30%ぐらいだと考えています。 30%あるのは、対立候補が弱いからです。
- -ruin-
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国民性
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
ご質問は数字に依存したものですが、今信用できる数字はどこにもないので、(死者数もコロナで死んだかどうかわからない)まだしばらく様子を見るほかないでしょう。