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節税効果を上げる役員報酬の損金算入について
- 初年度の売上見通しが立たない場合、役員貸付として会計上処理することで、役員報酬の赤字を翌年に繰り越し、利益を上手に圧縮して節税することができます。
- もし想定より利益が多い場合でも、当年度中に役員報酬を変更すると損金算入できないため、役員貸付を活用して現金をやり繰りし、翌年度に役員報酬を高く設定することで、前期膨らんだ役員貸付を上手に潰して節税することができます。
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>>>この場合赤字を翌年に繰り越し、翌年の役員報酬を前期の赤字分を埋める様に高めに設定すれば 翌年の役員報酬を高めに設定したら、会社としては赤字が膨らむ気がしますが。 会社の利益がどのくらいになるのか、役員報酬をいくらぐらいとお考えかわからないのでちょっと難しいのですが、役員報酬の金額自体は「普通の金額」なら特に問題ないと思いますよ。 ただ、節税になるかといわれると?が付きます。 役員報酬をとる前で会社の利益が、 初年度 0円 2期目 12,000,000円 役員報酬を 8,400,000円 で考えてみましょう。(計算を楽にするために1/1~12/31会計期間で) お考えのプランだと、約700万円の負担 法人税等 1期目 70,000円 2期目 70,000円 社会保険 本人 1期目 1,260,000円 2期目 1,260,000円 会社 1期目 1,260,000円 2期目 1,260,000円 所得税 1期目 516,500円 2期目 516,500円 翌年住民税1期目 470,000円 2期目 470,000円 *法人税等が14万円なのは均等割り分です。 2年目の利益 1,200万円 役員報酬2期△1,680万円 社保負担2期△ 252万円 で赤字だからです。 給与0円だと 法人税等 1期目 70,000円 2期目 3,070,000円 社会保険 本人 1期目 0円 2期目 0円 会社 1期目 0円 2期目 0円 所得税 1期目 0円 2期目 0円 翌年住民税1期目 0円 2期目 0円 負担は、314万円です。 もちろんこれでは、役員が1円ももらえないので いくらにするかよくご検討ください。 ポイントは、社会保険料(給与の30%)、所得税、住民税 ですね