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欧米の博士号について
- 欧米の博士号取得者数の割合は日本よりも多いですが、就職難の理由は複数あります。
- 博士号取得者の企業への就職のしにくさが一番の理由かもしれません。
- 欧米の博士課程の学生のほとんどがアカデミックポストを目指しています。
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#1です。補足です。 アメリカでの就職の一面です。コロナ以前の話です。 大学での職には研究職と教育職とあり前者には research professor とか research associate professor などとリサーチがついています。以下は後者の場合です。 後者には、空席に応募した博士から論文や学会での活動、同先輩の推薦状などから23人を呼んでジョブ・トーク、いわば見本の公開講義を頼みます。 この前夜は、食事会などで科の同僚との協調性、人柄が見られ、job talk には、学部や院の学生も招かれます。ですから時により門が狭いこともあります。
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- SPS700
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#1です。補足です。 >>> 日本の企業は学位にこだわらないからでしょう。 >>1。日本は、理系職の場合は修士号取得者がもっとも就職しやすいです。日本では博士取得者は「年齢だけ高くてその分給料を高くしなければならない、企業経験がない、専門性が狭すぎる」の理由で、博士課程修了者の新卒採用はかなり消極的なんです。「年功序列制」と「新卒はうちの会社に合った人材にうちで育てる」という文化が強いためだと思います。 アメリカでも、アップルなどは同じで、董がたった博士より、20代で修士の使い捨てが多いです。 >>> アメリカの有名大学では、博士号があるのが、前提です。 >>2。日本も教員公募の応募条件は全て、博士号取得者であることが必要条件になります。アカデミックポストの倍率等がどうなのかなと思い質問させて頂きました。(日本では首都圏だと100倍以上あり、地方で入試偏差値50の私立大学でも50倍近くあります。) 教員は定員があるので、老人教授の退職待ちです。 >>>日本と違う点は博士課程は、博士課程に入る人は、資格試験に合格した人に 限られているということで、定員がないことです。 >>3。これも分野によるのでしょうか、私がいる分野では、研究計画の発表と簡単な質疑応答だけで決まり、問題ないレベルならほぼ合格します。定員も無い、というかそこまで人が集まらないです。。。 アメリカでは、一週間の筆記試験(月曜から問題と引き換えに毎日答案を提出)に通れば90分中休みまた90分の正味3時間4人の教授による口頭試問があります。 口頭試験官の一人は他学部の教授が来ます。裾野がどれだけ広いかが質問の骨子です。それに通れば論文です。誰も通らずみんな落ちる年も結構あります。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
欧米のうちアメリカしか知りませんが 1。就職難である理由は、単に博士号取得者の企業への就職のしにくさが一番の理由なのでしょうか? 日本の企業は学位にこだわらないからでしょう。 2。アカデミックポストへのつきやすさは、欧米と日本とではどうなのでしょうか?(日本と同じくらい狭き門なのでしょうか?). アメリカの有名大学では、博士号があるのが、前提です。 3。また欧米の場合、博士課程の学生のほとんどはアカデミックポストを目指すのでしょうか? それは分野で違うと思います。日本と違う点は博士課程は、博士課程に入る人は、資格試験に合格した人に限られているということで、定員がないことです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >日本の企業は学位にこだわらないからでしょう。 日本は、理系職の場合は修士号取得者がもっとも就職しやすいです。日本では博士号取得者は「年齢だけ高くてその分給料を高くしなければならない、企業経験がない、専門性が狭すぎる」の理由で、博士課程修了者の新卒採用はかなり消極的なんです。「年功序列制」と「新卒はうちの会社に合った人材にうちで育てる」という文化が強いためだと思います。 >アメリカの有名大学では、博士号があるのが、 >前提です。 日本も教員公募の応募条件は全て、博士号取得者であることが必要条件になります。アカデミックポストの倍率等がどうなのかなと思い質問させて頂きました。(日本では首都圏だと100倍以上あり、地方で入試偏差値50の私立大学でも50倍近くあります。)
補足
>日本と違う点は博士課程は、博士課程に >入る人は、資格試験に合格した人に >限られているということで、 >定員がないことです。 これも分野によるのでしょうか、私がいる分野では、研究計画の発表と簡単な質疑応答だけで決まり、問題ないレベルならほぼ合格します。定員も無い、というかそこまで人が集まらないです。。。
お礼
補足ありがとうございます.なるほど,米国では教授でも研究職と教育職があるのですね,どこの大学のどのポジションでも学内委員業務と授業に追われる日本の大学教員と比べると,とても合理的なシステムであるように思いました.米国の大学はテニュアになるのが大変厳しいと聞きますが,やはり研究に専念できる職があるというのは憧れますね.