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地
この漢字ってちですよね。 どうして濁る場合じになるのでしょう? 血はぢですよね。 明らかに摂理に反してる気がするのですがどういういわれでこんなことになっているんでしょうか?
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No.3です。補足を読みました。 なぜそんな例外を設けたのか、それが現代仮名遣い(現代かなづかい)が批判される理由の一つでもあるわけです。当時、もちろん「全部発音通りに「じ」で揃えればいい」という意見も合ったわけですが、議論の末に、いまの形になったわけです。といっても、終戦からの短い時間での議論でしたので、どこまで徹底議論したかはわかりませんが、まあそれは国語の近現代史ということで、いまその歴史の研究と評価が進んでいるところかと思います。 現代仮名遣いは、世間に広くその気運が高まってそう決まったのではなく、終戦をきっかけに一気に進められた国語改革で決まったので、世間一般としては、それまで普通に使ってきた歴史的仮名遣いから、急に転換して「発音通りに書きなさい」というルールの方が受け入れがたかったでしょう。現代仮名遣いでも助詞の「は」「へ」「を」が「わ」「え」「お」にならずに残っているのは、そういう歴史的仮名遣いを捨てがたかった感覚を重視したものと言えます。 そのように、「鼻血」を「はなじ」と各ルールに統一してしまうほうが、当時の人には「ややこしい、わかりにくい」という感覚だったのでしょう。 現代仮名遣いの教育を受けて、原則通りに発音通りに書く事への抵抗がない世代の多くの人にとっては、もはやその感覚の方が不思議に思えるのでしょうけどね。 余談ですが、奈良時代の日本語や文学の研究者は、現代仮名遣いの「稲妻(いなずま)」に違和感を覚えるそうです。語源を知っているので「稲妻は稲の妻だ、だから「いなづま」」という意識があるのだとか。普段、古語の仮名遣いを見慣れているからこその感覚でしょうね。
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- Dr_Hyper
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小学生のときは, 切り離して読めるときは それを優先するって言われたのを覚えています。 鼻血:鼻 血 はな ち 地面 : 地 面 よめねー 世界中 : 世界 中 世界 ちゅう 読める・・・その意味で読まないでしょ。 どなたかのリンクでもありましたが, 1「づ」「ぢ」は原則として用いない。 2「ちぢむ」のように同音が続いた場合に生じるものは、例外とする。 3「はなぢ」のように二つのことばの連合によって生じるものは、例外とする。 4「せかいじ(ぢ)ゅう」のように、二つのことばの連合である意識が現在では薄くなっているものは、「づ・ぢ」「ず・じ」のどちらで書いてもよい というあなたの言う摂理 ,まあ原則を小学生に理解させる苦肉の策だったのだと思います。 二つの言葉の連合 が もとも危ういところであり,場合によっては感じ一文字の意味が何かの流行で復活してしまう可能性がありますよね。 例えばあるアイドルが,その辺 を 中 と表現するのがなぜか爆発的に世間に広がると 中 でそこら中っていみじゃんね。となって 世界中 が分けられてしまうって訳です。 あなたの思っているとおり,ルールを先に決めて当てはめて,例外がでればそれを足していったというのが正直な所でしょう。そして微妙な範囲は発音のニュアンスや慣例だったのでしょうね。 英語でも 文法的にはあなたの書いているのでも理解できるはずだけど,絶対におかしいよ。と直されることがあります。文法書を読むといろいろ後付けが書いてありますが,結局はそれも似たようなもので,それが言語なのでしょうね。
- kifimi
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歴史的仮名遣いならば、鼻血は「はなぢ」、目地も「めぢ」です。 歴史的仮名遣いに「じ」と「ぢ」の表記があるのは、これは元々、江戸時代初期頃までは「じ」と「ぢ」の発音に区別があり、したがって表記の区別があったからです。 それを、昭和21年の「現代かなづかい」(昭和61年に「現代仮名遣い」に改訂)で、「じ」「ぢ」と「ず」「づ」は現代表純音に合わせて「じ」「ず」に表記を揃えることにしました。「地」のヂのように、呉音のヂも「じ」と表記することになりました。 ただし、例外事項を設けて、鼻血=「鼻」+「血」のように2語の連語という意識がある語で、連濁によってチがヂとなっているものは、「ぢ」と表記することにし、既に1語と認識されている語は、現代仮名遣いの原則通りに「じ」とすることにしました。 つまり、鼻血は「鼻」+「血」という語源意識が残っているが、「目地」は「目」+「地」という意識がほぼない、という判断によるものです。 この原則に基づくと、時代や個人によって、判断基準が揺れる可能性があります。実際、「世界中」は「世界」+「中」と考えれば「せかいぢゅう」が正しくなりますが、いまは「せかいじゅう」と書く方が一般的でしょう。現代仮名遣いでも、そのへんの揺れは許容しています。 現代仮名遣いというもの自体が、現代標準音に基づきながらも歴史的仮名遣いとの折衷なので、考案当初から様々な批判があります。ですが、すべて発音通りにするとまた別の支障が出てきます。
補足
>、例外事項を設けて、鼻血=「鼻」+「血」のように2語の連語という意識がある語で、連濁によってチがヂとなっているものは、「ぢ」と表記することにし、既に1語と認識されている語は、現代仮名遣いの原則通りに「じ」とすることにしました つまり私が聞きたいのはたぶん、なぜそんな例外項目を設けるなどというややこしい判断をしたのかということだと思います。そろえればよくないですか?その時点で。
- tzd78886
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明らかにおかしいです。「ぢ」は一般的ではなく、そういう文字を頻繁に用いる「地」に使いたくなかったのかもしれません。小学校のテストの時に「ぢ」を書いて間違いとされ、担任教師に質問しましたが答えられなかった記憶があります。小学校の教師なんて「指導用教科書」に沿って授業をしているだけで専門家でもなんでもなく、アナウンサーのようなものですから知らないのも当然ですけどね。
補足
まぁ彼らは仕事でやってるだけですしね
- terepoisi
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こういう理由だそうです。 「鼻血」はひらがなで書くと「はなぢ」ですが、「地面」は「じめん」となります。どうしてですか? https://kanjibunka.com/kanji-faq/old-faq/q0128/
補足
なんだかどうも後付けくさいような気がするのですが。 鼻血ははなぢで目地はめじ? 今ひとつピンとこないです
補足
あ、いなづまだと思ってた… というかそもそも言葉なんて生き物だから無理くり統一して変えるなんて所業自体がどうかという気もしますね。方言を許容するなら別にそれを統一する必要もなかったのでは。