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倒置と文法についての説明と注意点
- 倒置とは、文法的なルールに従わずに文を構成することです。
- 「Below are the things we decided on」の「Below」は副詞ではなく前置詞です。
- 「Above」は形容詞としても使用されますが、「Below」は主に前置詞や副詞として使用されます。
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>Below are the things we decided on: ⇒以下のとおりお答えします。 まず、予備確認ですが、beには2つの顔があります。 (1)連結詞(繋辞)としてのbe(不完全自動詞)は、 通常、SVC(第2文型)の構文「SはCである」をつくる。 (2)存在動詞としてのbe(完全自動詞)は、 基本的に、MSVの形式の文「~にSがある」を構成する。 この用法のもっとも典型的な表現はThere is ~. で、この形が古くから慣習的に用いられている決まり文句ですので、文法用語では「慣習的倒置構文」と言われます。 そこで、以下お尋ねにお答えします。 >1.上記のようにBelowが文頭に来ている分をよく見かけます。 >これは、倒置でしょうか? ⇒はい、倒置です。上記(2)の慣習的倒置構文の「変種」です。 この部類の表現は、通常「副詞+be+主語」の形になります。例えば、Here is ~./On the left hand is ~./Where is? などです。 >2.もしそうでしたら、倒置でない文章は以下であっていますでしょうか? >The things we decided on are below ⇒はい、あっています。長い主部(主語+関係節)のあとに動詞が来て不自然な感じになりますので、現実にはあまり使われないと思いますが、形式はおっしゃるとおりです。 >3.Below are the things we decided onのBelow、これの品詞は、副詞でしょうか? ⇒はい、副詞です。起源的には、この副詞は「強調」のための倒置だったようですが、今では(特に、There is ~.の場合は)その強調の意識はほとんどないようです。それで、例えば、There is a rose on my desk.「《そこに》私の《机の上に》1本のバラがある。」と冗長とも見えるような表現が普通に用いられます。 >4.Aboveが文頭にくるケースもよく見かけますが、それもBelowが文頭にくるのと文法は同じでしょうか? ⇒はい、同じです。これも、上述の慣用的倒置構文の1つです。 >5.ただ、Aboveには形容詞があることを知りました。The sky above was a deep blue. のように。 ⇒The sky aboveで副詞句「上空に」です。やはり、慣習的倒置構文の変種と言えます。 以上見たことをまとめます。 >Below are the things we decided on は、慣習的倒置構文(起源的には強調構文)There is ~. の変種で、13世紀ごろに決まり文句として定着したそうです。「副詞(句)+be+主語」の形になるのが定型です。少なくとも、伝統文法ではそのように説明されます。there, here, below, aboveはすべてこの定型表現の冒頭に置かれます。 (ちなみに、英語の「いとこ」に当たるフランス語やスペイン語でも、同じ形式の存在文が用いられます。)
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- koncha108
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1. 倒置です。 Thereみたいなもので、他にも似たようなつかいかたに、 Among them is she. Behind me is the cathedral. のように前置詞+名詞が主語に来る文もよく使われます。is/areなどが後に来る名詞の単複で変わるのも特徴。 2. 正しいです。 3. 意味としては副詞ですが、形式的には名詞として使われていますね。 4. 同じです。 5. belowもabove同様形容詞的に使えるとおもいますよ。 The explanation below make your clearer understanding. みたいに。ただ、副詞はもともと置かれる位置によって修飾、強調する対象が微妙に変わる中での辞書を編纂する人の指先一つの判断の可能性があると思います。上のぶんの場合、belowがexplanationの後置修飾の形容詞みたいにも見えるけど、ほかの他の場所に挿入してもそうは意味が変わりません。aboveは上のような使い方をするときに上述の、上記のですが、その文のどれだけ先にあっても使えます。いっぽうでbelowはその文の直後に説明があって、下記の。後述のだったらexplanation laterとかになるはずで、意味としては必ずしも対称じゃないと言うのも判断に影響しているかも知れません。
お礼
今回もお教え頂きありがとうございました。 koncha108さんのご説明よくわかりました。 belowを形容詞としない理由もわかりました。 今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
- Don-Ryu
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この場合のBelowは名詞扱いです。 「以下は」の「以下」ですので。日本語と同じです。 倒置ではありません。日本語と同じ使い方ですから。Avobeも同様。 外国語を学ぶ時に、日本語の文法の参考書を引用して、 「ここにはこう書いてあるのに、こうなっていないじゃないか!」と憤慨するのは、無駄な行為だと思いますよ。正解なのは日本語の教科書に書いてある事ではなく、現地で使われている言葉ですから。 Below are the things we decided (またはhave decided)は、ビジネス文書のお約束文章です。ネットでも何でもビジネス文書を仕入れて読んだ方がずっと自然に身に付きますよ。
お礼
お教え頂きありがとうございました。
お礼
今回も随分ためになりますした。 また、過去の歴史もお教え頂きありがとうございました。 しかし、英語に倒置とかなかったらいいなぁと思いました。 今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。