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大震災津波対処方法として避難ビル案は何故無いのか?
2011年の東日本震災の経験から、大堤防の新設、土地の嵩上げ等が採用されています。これらの13mもの大きな津波に耐える対策としての工事は、規模が大きいだけに巨額な税金が投入されている。しかし海へのアプローチが困難になるとか、高台は住み難いとか、折角の対策であるのに、必ずしも元住民からは歓迎されていません。そこで、もっと簡易な案として再建する案は如何か? 1150年前、869年の貞観津波と今回の津波は、1100年のインターバルがある。その間に襲われた津波は、大きくても5、6m級の津波と認識しています。(正確ではないかも知れません) そこで、堤防はこの程度に備えることにして、住民は従来通りの土地に町を再建する。ただし1000年に一度来るかも知れない13m級津波からの避難用には、4階建コンクリート建屋を各町内ごとに設置して、町内人口は津波が引くまでの一時的収容が出来るようにする。町は被災するが1000年に一度の災害だから諦めて復興に努めることにするが、人命は救える。 この様にすれば、建屋は学校や何らかの公的会館、備蓄倉庫などに利用出来る上に、町は民間活力で自由に素早く復興が進む。予想される東海南海震災にもこの対策案は有効と思えます。 さて質問です。この様な案が検討されたとは、寡聞ですが何故でしょうか? 何か支障があるのでしょうか? 関係者のご意見を聞きたいです。
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- ichikawa2017
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No.8です。 補足を頂戴しました。 >今後の被災地の町の再建は、中津波対策防波堤とし、大津波に耐える避難ビルを多数配置する事にして、再建住居は被災前の従来通りの土地に建てて、再建すると言う案なのです。これで進めれば素速い再建が進むと言う事です。 現在東日本大震災で津波の被害を受けた町村の復興が遅れているのは非難ビルのような施設がないことが原因ではありません。 質問者が建てろとされている建物に誰が何の為に入るとお考えでしょうか。 入る人にも日常の生活があります。 生活に必要な物資を買い求めるのには販売する商店が必要です。 商店で買うにはお金が必要です。。 賃金を支払う企業が必要です。 人は病気にかかります。 病気を治す医者が必要です。 医者も人の子です日常生活に必要な収入がなければやっていけません。 患者がいなければ医者も成り立ちません。 子供たちがいなければ保育所も学校もできません。 保育所も学校も医者もいない街に移り住んくる人はいません。 このような悪循環が起きているのが現在の被災地です。 参考 東日本大震災8年 岐路に立つ街の再生|けさのクローズアップ|NHK ... http://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2019/02/0223.html 抜粋 「今の状況は“悪循環”が起きているといえます。 商店や企業が戻らないと、人が集まらない。 人が集まらないから、商店などが戻らない。 その結果、にぎわいも生まれなくなる難しい状況になっているんです。 事例に学ぶ生活復興 - 復興庁 http://www.reconstruction.go.jp/topics/m18/04/20180410_seikatsufukk... <震災7年半>検証・復興関連予算(4)遅れる計画/調整が難航 影響 ... htp://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180915_13019.html 抜粋 国は防潮堤や道路整備などハード事業中心の「住宅再建・復興まちづくり」に2017年度までに計10兆9383億円を支出。被災地に巨額の予算が投じられたが、合意形成の難航や資材不足などで工期が遅れるケースが目立つ。 中略 街ができなければ、被災事業者の再建は軌道に乗らない。 津波で店を流された飲食店の男性店主(54)は今年3月、地区内にできた共同店舗で営業を再開した。 仮設商店街の時に比べて毎月の売り上げは2倍以上に増えたが、家賃は以前の5倍に上がり、内装工事に2000万円近くかかった。資金繰りは厳しい。 <点検・再始動 復興の理想と現実>現状見据え計画修正を | 河北新報 ... htp://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180317_73013.html 抜粋. 住宅再建が遅れ、再開した商店などが経営に苦慮している。 「病院、学校、商店街は人口が戻る前から必要で、これらの施設がなければ人は戻らない。 ある程度、住民が戻るまで先行再建した施設への支援が必要だ。これら施設が撤退すればさらに人が戻らなくなる」 中略 医療・福祉分野は施設再建後のスタッフの不足が深刻だ。 「人材確保などソフト面とセットで持続的な運営を図るべきだったが、復興事業はハコモノ中心に予算が付いた。 どうすれば機能するかを検討し、施設規模を小さくしてもソフトに予算を充てる枠組みが必要だ」 三陸海岸沿いの復興遅れは深刻 人口減少や高齢化で「町が消える ... http://kenja.jp/1111_20180214/ 抜粋 人口減少による「町が消える」リスクは重要、 基盤人口失えば復興計画見直しも 人口減少による「町が消える」リスクに関しては、自治体当局者のみならず政治家も、住民の人たちもみんなが真剣にリスクとして捉え、どう対応するか、考えておく必要がある。 というのも、仮に復興計画をつくっても、その前提となる基盤人口が櫛の歯が欠けたようにボロボロと崩れたり、あるいは地元商店街が経営の展望をひらけずに廃業を余儀なくされるケースもある。 01 《要旨》 東日本大震災の復興状況と雇用創出 - 独立行政法人 労働 ... http://www.jil.go.jp/institute/discussion/2013/documents/DP13-02.pd... 抜粋 被災後の復興過程で懸念されるのは、社会インフラや産業基盤の復旧が遅れると、仕事 の場を喪失した人たちが仕事を求めて地域外に転出し、人口流出が加速することである 中略 沿岸部の市町村も、生活基盤の仮設住宅は一応整備されたが、仕事基盤となる漁港や冷 蔵冷凍施設といった産業基盤の復興が大幅に遅れているため、事業所・従業者の減少に伴 って人口流出が加速している 尚質問者さんのご提案を否定するものではありませんので誤解なきように願います。 大規模災害というのは建造物もさることながなそこに暮らす人間の人生も生活も破壊してしまうものだということです。
- ichikawa2017
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>この様な案が検討されたとは、寡聞ですが何故でしょうか? 検討されて2005年に内閣府が指針を定めています。 関係省庁からの報告書やガイドラインも出されています。 「津波避難ビル等に係るガイドライン」(平成17年6月) 「港湾の津波避難施設の設計ガイドライン」(平成25年10月)国土交通省港湾局 津波浸水想定を設定する際に想定した津波に対して安全な構造方法等を定める件(平成23年12月27日国土交通省告示第1318号)) この指針やガイドラインに応じて法律も多数制定されて居ます。 例えば 「津波防災地域づくりに関する法律(平成二十三年十二月十四日法律第百二十三号) 建築基準法(法第二条、法第八十八条第一項、施行令第百三十八条第一項第四号) 津波防災地域づくりに関する法律(法第五十六条) 実際に数多くの施設が建てられています。 津波非難ビルとされる施設では通常は他の用途に使われています。 参考 津波避難施設 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/津波避難施設 津波避難ビルとは?その意味と実態アンケートについて | 災害に備える ... http://bousai-tech.com/hinan/hinanbiru/
おっさんです。 よくぞ言ってくれました。というか、極少数しか歓迎しない普及工事を何故巨額なお金を投資してやっているのか分かりません。 巨大なマイナスを0に戻す尽力より、1,2単位をより強固なモノにするよう努めていただきたいと思いますが、それでは目立たないからでしょう。 この場面だけは、独裁政権の金正恩、プーチンなら、地域周辺に万丈な壁を築いて一生立入禁止にして、新たな人工計画都市の建設に着手するのでしょうが、、、。(苦笑) 貴方の案等を国会、県会議員等が口にしようものなら、絶対に逃げ切れる(最悪身障者、高齢者、幼児の移動も含む)とは言い難いモノに一票は入りません。 その為だけに、「絶対」を復興建設理由に選んでいるだけです。 住民の10%しか返って来ていない町に、元の規模の役所が如何しているのですか? 今は仮設でもいいくらい。 先ずは就業先(企業誘致)、社員住居、衣料品、飲食店展開、病院、、、この辺が進まなければ町の復興はありません。
- g27anato
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私も大堤防には疑問を抱いてます。 実際に大津波の圧力に耐えられるだけの構造計算は立てられたのか? 大堤防でせき止めることで、更に津波が堤防を乗り越える高さになってしまうのではないか? 津波はせき止めることで数倍の高さになる事例も有ったように記憶してます。 津波を横に受け流すことができれば、高さの変化はさほどではないだろうと考えられます。 20m以上の高さで津波を受け流す構造の建築物がなんとかできないものだろうかと常々考えているのですが、いかんせん専門知識が無いためアイデアとして成立してません。 巨大な橋のような構造体で橋脚部分が津波を受け流す構造でさえあれば、なんとかなるのではないかと考えてはいるのですが…。 避難塔を建ててる自治体は有りますね。 でも、テレビなどで見る限りでは大きさも高さも、強度も、なんとなく不安で華奢に見えます。 現状は津波を受け流すのではなく正面から受け止める考え方が主流のように感じてます。 あのような造りで巨大津波の力に抗えると思ってるのなら、それでは違うんじゃないかと感じてしまいます。 あのように巨大な津波でも柱や壁面だけなら残った建造物は幾つもあるのですから、 より頑丈で津波が流れ込むような窓も無く、襲って来る津波は切り裂くようにして横に受け流す構造なら、建造も可能なのではないかと考えてます。 その内部に物資の貯蔵スペースを設けて、出入りは屋上部だけにすれば水没の不安も解消できるのではと思ってます。 そのような避難塔を幾つも建造した上で、屋上部に鉄橋のような避難橋とでも言える避難スペースの橋梁を渡せば、 少なくとも人的被害は最小限に押さえられると考えているのですが…如何なものなんでしょうね。 専門的な知識を持つ建築士さんあたりに考えてもらえないものでしょうかね。 なんだか質問と似たような回答で申し訳ないけど、 自治体の対応策がなにか素人っぽく感じて、やはり専門的な研究に沿った考え方が必要なのではないかと思ってる次第です。
- suiton
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日本の沿岸部の自治体では、津波避難ビルの指定、津波避難タワーの建設、命山の造成などが急激に進められていますよ。
補足
質問者からです、回答有難う。中規模津波対策の防波堤は備えるが、千年に一度の大津波での町の水没は諦める。が、人命を救う避難ビル、避難タワー、避難台地は有効ですね、この案で東北被災地も素早く進めて欲しいと思うが、大規模堤防や盛り土が採用されてる。何故この案がクローズアップされないのか?それが私の疑問、質問なのです。
- KGS
- ベストアンサー率24% (1324/5321)
津波避難ビルやタワーはあります。 今後も増加するでしょう。 ただ、建物である限り耐用年数というものがあって、50年くらいで建て替えが必要になります。 津波の記憶が新しい今であれば、津波避難ビルも資金を投入して建設することもできるでしょう。 しかし、50年、100年経過して世代が入れ替わったとしましょう。 いつくるか分からない津波に公的資金を投入し続けられる自治体がどれほどあるでしょうか。 人口が多く、土地が限られている都市であれば津波避難ビルを定期的に建て替えることもできますが、高齢者が多く過疎の自治体で土地があるのなら、人工的に高台を造成して命山を作ったほうが経済的です。 普段は公園として使い、いざと言うときは津波避難山として活用できます。 なにより山は永久的です。
補足
質問者からです、回答有難うございます。避難ビルは後年の保守費用が掛かるから避難山が良いとのご意見ですね。私が言うのは千年単位の対策で、その間に避難ビルは建て替えも要るでしょう、当然です。しかし、盛り土して膨大な資金を投じて避難山作っても、町としての利用も不便であろうし、少し遠い町内人が非難する困難性は残る。。(その町の地形にもよるが) それより中規模津波対策の防波堤を完備して、ご町内ごとに避難ビルを持てば良い。町は従来通りの姿で素早く再建が進む。何故この案が議論されないのか?それが私の疑問なのです。
- maiko04
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4階で足りるでしょうか? 2000年単位、5000年単位では20mかもしれないし、 30mかもしれない。 4階まで水がつくという想定なら備蓄倉庫はその上に作らないとですね。
- 中京区 桑原町(@l4330)
- ベストアンサー率22% (4373/19606)
いい案ですね。 和歌山では津波避難タワーを作ってます https://mainichi.jp/articles/20190202/ddl/k30/010/438000c
町ごとに4階建てのコンクリートビルを建てる事になったら、市政の厳しい市では対応できないでしょう。 防潮堤を作るので費用的には精一杯なのが現状だと思います。
補足
質問者からです、回答有難うございました。避難ビルとは?とか、実在のビルの利用実績など、定義などは解りました。が、私が質問しているのはそう言うことではなくて、今後の被災地の町の再建は、中津波対策防波堤とし、大津波に耐える避難ビルを多数配置する事にして、再建住居は被災前の従来通りの土地に建てて、再建すると言う案なのです。これで進めれば素速い再建が進むと言う事です。これで国家の対策を進めれば良いと思います。この案が何故出てこないのか?それを知りたいのです。(原発は違います、千、萬年単位で起きる大津波に耐えねばならない)