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SAP(ERPパッケージ)についてお聞きしたいです
ERPパッケージのSAPの機能についてお聞きしたいです。 SAPは、生産管理、在庫管理、受注・販売管理やその他を含めたシステムパッケージですが、物流拠点(倉庫や工場など)の情報管理も含まれているのでしょうか? 特に、物流拠点を統合したり、移転するためのシステム上のサポートをする機能(拠点を変えることによる、リードタイムや輸送運賃の変化など)はあるのでしょうか? よろしくお願いします。
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- shinshiro_000
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長年SAP導入コンサルをしていたものです。(今は隠居です) ご質問に対応するSAPのモジュールとしては以下の2つがあると思います: (1)倉庫管理 (2)輸送管理 どちらもあまり知られていないモジュールですが、非常に包括的で素晴らしいモジュールと言えます。 はっきり言ってどちらも一般の想像を超えたシロモノです。 倉庫管理は販売管理モジュールの出荷管理とリアルタイム連携して次のような業務プロセスを実現します: (1)出荷指図の登録(販売管理モジュール) 顧客に対して納期通りに納品する責任を負っている部門が倉庫部門に対して出荷を指示するため出荷伝票を登録します。 この伝票には納期に間に合わせるにはいつ何をしなければならないのかの全情報が入っています。 一件一件登録するのではなく任意のインターバルで自動登録するように設定できます。 仮に受注と同時に出荷指図を出すとすると出荷と輸送を計画/実行するに必要な全情報がリアルタイムで倉庫と輸送管理部門に届きます。 (2)ピッキング指示 倉庫部門では出荷指示の内容からピッキング指示を各ピッカーに出します。 ピッキング指示には、どの棚番から何をいくつピッキングするかなどが記載されています。 ハンディーターミナルを使用する場合は紙媒体ではなくSAPから直接HTに指示を転送させることもできます。また、ピッカーの負荷を自動調整させることもできます。 ピッキング指図も一件一件登録するのではなく自動登録するように設定できます。 したがって、出荷伝票登録と同時にピッカーのHTの画面上にピッキング指示を表示させることも可能です。 (3)ピッキング実行 ピッカーは指示通りにピッキング実行します。HTの場合は「ピッ、ピッ、ピッー」ぐらいで商品がカートに入ります。 (4)梱包/輸送 ピッキングされてものは、梱包部門によって梱包されます。 段ボールに梱包、それらを木箱に入れる、それらをコンテナに入れる、コンテナをトラックにのせるといったことがSAPで表現できます。 一方輸送部門は出荷指示に基づき、トラックなどを手配します。どのようなトラックがいつどれくらい必要かはSAPが自動的に計算します。 なお、運賃についても例えばサイズにより異なる宅配便運賃計算からコンテナ船による輸出船賃の計算まで幅広く対応しています。 (5)購買管理/生産管理との関係 購買発注すると仕入先から倉庫に納品されますが、このプロセスにも倉庫管理モジュールが使えます。 また、生産管理の場合は、製造指示が出ると工場内倉庫からラインへ品目を供給する必要がありますが、この業務プロセスも倉庫管理モジュールが担います。 Q&A (1)物流拠点(倉庫や工場など)の情報管理も含まれているのでしょうか? 全てのモジュールには対応するレポート(多くはドリルダウンレポート)が含まれています。 非常に詳細なレポートです。 (2)特に、物流拠点を統合したり、移転するためのシステム上のサポートをする機能(拠点を変えることによる、リードタイムや輸送運賃の変化など)はあるのでしょうか? SAPがすでに導入されている場合は拠点統合後の総運賃や実績出荷リードタイムが即出るので統合前との比較はもちろんできます。 導入されていない場合は、推定するしかないと思います。というか拠点統合の話が社内で出ているということは既に推定されているのではと思います。 統合が決定済みで、「システム対応は大丈夫か?」という話であれば後は、システム導入費用と期間の比較が必要なだけとなります。 「モノを動かす」ということに企業は莫大なコストをかけているのが実情です。SAPを駆使すれば「より早くより安価にモノを動かす」ことができると思います。 追加のご質問あれば可能な範囲でお受けします。 頑張ってください!!
- hue2011
- ベストアンサー率38% (2801/7250)
もちろん、そんなことに対応できないようなシステムをあの値段で売るわけがありません。 ただ問題なのはSAPは米国の法律体系のもとで設計開発されたものなので、日本の税法などの適用をする場合、むやみに調整用の外部プログラムを開発する必要がでてくるということです。それだけですが、何千万も余計にかかるということになります。
設定で可能です。 そのシステムは、いくらでもカスタマイズで対応できますが、カスタマイズをかければかけるだけ、非常に費用がかかっていくだけで、いくらでも対応は可能です。