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大学教員になるための道のりとは?
- 大学教員になるためには大学院博士課程を修了し博士号を取得する必要があります。
- 大学教員になることは簡単ではありません。博士号取得だけでなく、競争率が高くレベルの高い研究成果を求められます。
- しかし、自分の興味がある分野について研究することや学生との交流を通じて知識を共有することができる魅力があります。
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- yuklamho
- ベストアンサー率26% (305/1156)
アメリカの大学(医学部)で教官として研究をしている者です。日本でも医科大学で教官をいていたことがあります。 まず、質問を読ませてもらって思ったことは、それなりに将来の目標を持っていらっしゃるし、それに向かって調べたり考えたりしているのが伺えて、偉いなと思いました。 あなたがどの分野(工学系、生命科学系、社会学系など)で研究をしたいのか分かりませんが、いずれにしろ大学に進まれるのでしょうからあなたが興味のある学部に進学して、そこで頑張って勉強をされたらどうでしょうか。余裕があれば1、2年のうちから研究室をのぞかれてもいいと思います。そのうちに段々、研究というものがどういうものなのか分かってくるでしょう。恐らく、今思い描かれているのとは大なり小なり違うと思います。そして、大学教官になるということと研究をするということが必ずしも一致しないということも分かってくると思います。大学以外でも企業や国立の研究所で研究はできるし、大学教官になっても大学によっては研究できるような環境でないと いうこともあります。 『教員になるためには大学院に進学して博士課程を修了し、博士号を取得することが欠かせませんが、もし博士号を取得して大学教員になれなかったら他で就職できるところは少ない、』 これはいろいろな要素が関係してきます。あなた自身の能力が第一ですがその他に運や研究室の力など。大学に入っていきなり博士号を取る訳ではありませんから、学部の間、修士課程の間などに少しずつ考えていったらいいと思います。 結果、目標を修正したりかえたりすることは当然あると思います。 『博士号取得者は死亡率が高いなどの情報が出てきます。』 今はどうかはよく知りませんが、昔は、静岡県の三島にある国立遺伝学研究所や研究所団地の茨城県の筑波では研究者の自殺者が多いと言われていました。理由は、その地域が研究所以外これと言って栄えている訳でもなく、気分転換ができない環境だったからです。趣味ではなく仕事で研究をする以上、ストレスもたまります。あなたもいくら勉強が好きでもそればかりだとストレスがたまりますよね?それと同じです。 『どのくらいのレベルが必要なのでしょうか?』 できたら上位の国立大学の研究室で博士の学位を取られ、その課程でしっかり素養を身につけられたらそれなりに道は開けてくると思います。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
外は「大学」という名前でも中身が違います。例えば、一般的な教養を身につける場所、特定の技能者養成の場所、恋人探しや人脈作りの場所などいろいろです。 大学教員の選び方も、〇〇教授につく准教授がX人、その下の助教がY人、と縦の場合も、専門分野Zの欠員補充を広く求めるという横の場合もあります。 縦の場合は親分の教授の子分になることが第一、横の場合は学位や論文数、その論文が引用された頻度、研究者だけでなく教師としての能力も問われます。 海外では一定年数大学院で暮らし、ああまあの論文に学位をつけて追い出すこともあるので、「博士の学位はあるけど」みたいな失業者も少なくありません。 場所によっては大学の作りすぎ、少子化による定員減、一部私立の不祥事や国公立の法人化などで、閉学や求人減は、免れないところもあります。ご用心。
ぼくはそのプロフェッサーで,3つの大学を移っているけれども,いずれも「まぐれ」としかいいようがないですね。もっともそれなりの知性がないと,「まぐれ」の女神も背中しか見せなかったでしょうが(笑)。いまできるだけのことをおやんなさい。
- QCD2001
- ベストアンサー率58% (325/554)
私は大学の教員になれるはずだったのですが、なれませんでした。 理由はポストの不足でした。 私が大学院に進学した時には、私が大学院を修了する年の3月に教授が定年退職をし、助教授が教授になり、筆頭講師が助教授になり、順繰りに上がって一番下にポストが空き、そこに私が就職する予定でした。ところが私が大学院を修了するまでの間に政府の方針が変わって国からの補助金が削減され、その結果大学の有給職のポストの数を削減することになりました。というわけで、私が就職するはずだったポストが消滅し、私は博士号を取得して学外に就職することになりました。 大学の教員になるときに最も重要なのは、私の経験ではポストの空きです。ポストの空きが少ないということは求人数が少ないということです。求人数が少ないので結果として倍率が高くなります。 アメリカでは大学教員は5~10年程度の有期の契約で、その期間内に一定の業績を上げないと自動的に首になり、後釜を募集します。日本でも最近は有期の契約にするところが増えてきているようですが、アメリカのような自動的に首というところは少なく、実質的には終身雇用です。このため誰かが定年退職しない限り新規募集はありません。ですから、日本全体での求人数が少なくなり倍率が高くなるわけです。 ところで、大学の研究室は、ポストに空きができたときに、教員よりも実験のお手伝いをしてくれる人材が欲しい、という場合があります。このような場合には助手などを募集します。教員ではないので博士号は不要で、関連した学部の卒業生を雇用します。助手は講師などの研究の手伝いをしながら勉強をし10年程度をかけて論文を書き博士号を取得します。湯川秀樹博士も大学院には行かず、副手(助手の下)として京大に就職し論文を書きました。 私が在籍していた大学の研究室にも、博士号なしに就職して論文を書いて講師になった人が多数いました。 ところで、私がこれまで接してきた大学の教員の中で、大学教員を目指していたという人は一人もいません。皆、研究が好きで研究を続けようとしていたら結果的に大学教員になっていた、という人たちばかりです。質問者さんは大学教員になて何をしたいのですか?研究をしたいのであるのなら、研究ができる環境を目指してゆくと、道が開けるかもしれません。
- hue2011
- ベストアンサー率38% (2801/7250)
博士というのは研究者ですから、別に大学の教員になるばかりではありません。 国立の研究機関の研究員になるとか、企業のラボラトリーに勤務するというのはあることです。これはもちろん理科系が多いですけど、他で就職できるところはいくつもあります。ただセンセーと言ってくれないだけのことです。 教授と言う話は、ポストの数は有限ですから、空きがでないとなることはできません。また、その研究室のナンバー2であるとだれもが認める状態でないと、ナンバー1が引退してもそのポストにつくことは困難です。 ときに、本当に研究したい人は、大学の教員仕事は嫌がりますね。ただ、研究室を持っていて自分の指導している学生がいるなら、いろいろな細かい仕事は頼めますからそういうことをする代わりの我慢ということでいやいや教官をしている人はいます。 言っては悪いけど、学生の質はあまり良くないですから、指示して自分が思った通りに作業してくれる保証はないですし、そういうリスクも考えないといけないですからね。 自分よりできの悪いものを面倒見てうれしいと考えることができるなら、教員はできます。だけど高校教師や中学教師なら進学というものを的にして尻をたたけますけど、大学生はそういうことができませんからね。 まあ自分の目指す研究者になるのを第一にして、大学教員なんか目標にしないのが一番いいと思いますが。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10004/12512)
大学教員の採用は、当該大学の教授会で審議され、決定されますが、その際もっとも重要な考査対象となるのは研究業績です。その代表は「著書」や「研究論文」ですが、研究途上の中間発表とも言える「研究ノート」、先行の研究論文や著書の「書評」、学会等での「研究発表」なども重視されます。「博士論文」はもちろん、時に「修士論文」も査読の対象になります。そういうわけですので、大学院在学中から積極的に内外の研究会や学会に参加して研鑽し、研究の成果を学内の紀要や外部の学会誌などに投稿なさるようお勧めします。 何はともあれ、研究こそが大学教員の人事考課で重要な決定的要件ですので、おっしゃるような「自分の興味がある分野について」の研究に没頭し、邁進し、活動なさっていれば、必ずや道は開けると思います。ご健闘をお祈りします。
- catpow
- ベストアンサー率24% (620/2527)
>>たくさんのお金をかけてまで大学院に進み博士号を取得し、なれるという保証もないのに、大学教員になるというのはやはり厳しいことなのでしょうか…。 そのとおり厳しいことです。 >>また、どのくらいのレベルが必要なのでしょうか? 例えば、一般企業の事務職募集で「1名採用」という枠に100名以上が応募してくることもあったといいます。 となれば、99名は落とされるわけですね。 選考で、Aさん、Bさんの2名まで絞られて、Aさんのほうが客観評価では、優秀だとします。 でも、Bさんが、その会社の重要な取引先の娘さんだと判明したら、Bさんが採用されるでしょう。 それと同じことで、いくら優秀な成績だったとしても、大学教員をえらぶ教授が、「成績は落ちるけど、この人のほうが私にとっては役にたつ」と判断すれば、いくらレベルが高くとも教員にはなれません。 スカパーの番組で、アインシュタインの伝記を映像にしたものがありましたけど、彼も希望する大学の教授職を得られずに苦労したようでしたね。 >>自分の興味がある分野について研究したいという思いが強く、大学教員を目指したいです 運よく大学教員になれたとしても、「研究費が無いから研究できない!」ってのが、現在の大学みたいです。 米国の大学では、一般企業とタイアップして研究費を引っ張ってくる能力が無いとダメみたいですが、日本も同じでしょう。 沢山の論文を発表して、大企業に「あの大学の○○教授なら、なにかやってくれそうかも?」というプレゼン能力も必須でしょうね。
- kaitara1
- ベストアンサー率12% (1153/9140)
私なりの考えを述べます。研究者としてやっていくためには興味と創造力が必要です。この二つを客観的に評価するのは非常に難しい。つまり自分だけの思い込みでは危ないということです。具体的には自分が希望する大学に入って講義や実習を通じて仲良くなった同級生や教員と接することによって自分の力を確認することでしょう。つまり仲間とか先輩から認められるかどうかです。場合によっては嫉妬などから誤った判断が下されることもあり得ます。そういう意味では研究者になるためには専門的能力のほかにいわゆる社会常識というものも非常に大切です。しかしやはり最も大切なものは研究対象に対する興味の深さでしょう。受験勉強で得意な科目かどうかが当面の指標でしょう。理系だったら数学や物理化学が得意だとか文系だったらこくごなどが同級生より得意というようなことです。
- tzd78886
- ベストアンサー率15% (2590/17104)
大学の教員には特に資格はありません。極端な話、中卒でも大学が認めればなれますし、博士課程を卒業している必要もありません。ほとんどの場合は大学院卒でしょうけどね。何らかの分野で大きな業績を残せば招かれる可能性は高いです。