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資本金、純資産、株価総額の関係
資本金、純資産、株式時価総額の関係が、いまだによく分かっておりません。 先日簿記2級は合格したので、その程度の知識はあります。 私の現在の理解だと、上記3つの関係は、 ・株式時価総額とは、株式数×株価のこと。基本的には、その総額を出せば、その会社を100%の所有権者として買収できる、と見なせる。実際に買収しようとすればその途中に値上がりするということはおいておくとして。 ・仮に100%の買収を行うとして、株式時価総額(>純資産)と、純資産との差額が、のれんである。 ・「資本金」というのは、いまのところ私にとって、なんともつかみがたい数値であるように思われます。 ・会社ある日突然解体して売却しなければならなくなった時、総資産をその帳簿価格で売却したとして、負債を返済して、残る金額が純資産((純)資本)。その分は、株式の所有者へ、株式数に比例して分配することになる。この場合、その直前の株価などは一切意味がない。 ・そうすると、純資産の中の資本金以外の部分というのも、広い意味でやはり資本なのであり、「本来資本金に組み入れてよいものであるが、何らかの理由で、グレーな金額」、資本金に入れても入れなくもよいのだが、一旦資本金に入れてしまうと、あとで減らすのが、体面上、社会的信用上、不都合なので、クッションとして設定している領域、ということなのでしょうか。 ・そうすると資本金というのは、ある程度長期的に安定した金額として公式に登記簿上登録もされ、外部からの何らかの判断材料として便益を生じさせるため、設定されているもの、そんなふうなものなのでしょうか。 上記の理解で、間違いをご指摘いただければありがたいです。
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- mudpuppet
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資本と資産はぜんぜん別の概念です。 ちゃんと抑えておかないとだめですよ。 それとも簿記をやる上ではあまり必要ないのかな? 経営や経済学の分野では創業するに当たって必要な元手のことを資本と呼びます。 つまり利益が出て経営基盤が確立されるまでの運転資金のことを資本と呼ぶわけですね。 株式会社の場合は株主からの出資金の合計になります。 元手である資本と、会社の財産である資産とはぜんぜん意味が違うのです。 それで、「資本金」というのは会社法上の概念。 法務局に資本金として登記した金額のことです。 ただし会計ルールから見た場合は「資本金」勘定に 組み入れられた資本という意味でしかありません。 資本金に組み入れなかった資本は自動的に「資本準備金」となります。 つまり操業開始時に集めた元手は資本金と資本準備金の合計になります。 操業開始時に集めたお金のうち資本金として登記した金額が「資本金」。 あくまで登記上の数字になるので会社がその金額を持っていないこともありえます。 資本準備金を用意しておくと赤字経営になったときでも 資本金を減資するという手続きをせずに済みます。 要は準備金とはクッション費用として用意しておくべきものです。 それ以外の用途があるのか僕ではちょっとわかりません。 資本金の多寡はどれだけの出資額を集められたかという指標としても機能します。 つまり事業の見通しや体力や計画性の強さとして見られます。 一言で言うと法務局や投資家に対する見せ金ですね。 少なすぎると社長借入金で経営することになるので 実際にある程度の額を用意する必要もあります。 (恥ずかしいことですし、自己資本比率が低下し会社の信用が下がります) 以上が資本金に対するざっとした説明。 資産とは別の概念だということを理解してもらえたと思います。 純資産と株式時価総額については説明は割愛します。