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甲状腺の血液検査項目について。

甲状腺の血液検査項目で (1)甲状腺機能検査…TSH、T3、T4 の他に (2)甲状腺自己抗体検査…TRAb、TgAb、TPOAb という項目がある事を知りました。 通常、(1)の項目に異常がなければ(2)にも異常が無いというのが常識でしょうか? 大体の医療機関では(1)のみだと思いますので(2)も調べる必要があるのか知りたいです。 また、 エコー検査についてですが、血液検査に異常が無くエコー検査で何か異常が見つかるというケースはあるものでしょうか? 宜しくお願いいたします。

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  • omosiroi2
  • ベストアンサー率30% (235/764)
回答No.1

こんにちは! (1)甲状腺機能検査…TSH、T3、T4 甲状腺ホルモンの過不足を判定するのはTSHであり、 FT3とFT4は過不足の重症度を評価するために測定します。 検査結果の組み合わせとその評価を表にしました。 この表に当てはまらない場合は、 甲状腺以外の様々な要素を加味して判断することになります。 FT3、FT4 TSH  甲状腺ホルモン過不足の評価  甲状腺機能の表し方 低い      高い 甲状腺ホルモンは不足      甲状腺機能低下症 正常     高い 甲状腺ホルモンはわずかに不足 潜在性甲状腺機能低下症 正常     正常   甲状腺ホルモンは適量    甲状腺機能正常 正常    低い 甲状腺ホルモンはわずかに過剰 潜在性甲状腺機能亢進症                         (潜在性甲状腺中毒症) 高い     低い  甲状腺ホルモンは過剰  甲状腺機能亢進症                        (甲状腺中毒症) [基準値] (正常範囲; 測定のためのキットにより異なります) FT3 1.9 – 3.8 pg/mL FT4 0.8 – 1.8 ng/dL TSH 0.4 – 4.5 μU/mL 上記に異常がある場合、下記の検査を追加します。 免疫異常を調べる血液検査 甲状腺にはバセドウ病や橋本病などの免疫異常で起こる病気があります。 この免疫異常を自己免疫と呼びますが、自己免疫が起きると自己抗体と 呼ばれる異常な抗体が作られるので、血液中のこれらの抗体の測定は 病気の診断に用いることができます。  TRAb(TSHレセプター抗体)  バセドウ病の診断、治療経過の評価のために測定されます。 TRAbの方が鋭敏ですので、主にこちらを測定します。 甲状腺超音波検査(甲状腺エコー) 喉の部分にある甲状腺に超音波をあて、甲状腺の大きさ、腫瘍病変の位置や 大きさ・性状などを調べる検査です。血液検査とあわせて検査を行います。 バセドウ病などの甲状腺機能亢進症、橋本病などの甲状腺機能低下症や、 その他の病態によって異常値になります。 血液検査(FT3、FT4、TSH)と甲状腺超音波検査(甲状腺エコー) のセットでの検査を受けられた方が、いいと思います。 何事もないよう、お祈りいたしております。<(_ _)>

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