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同軸度と振れ公差の測定方法について
- シャフト外径の振れ公差を測る場合、ダイヤルゲージを使用して公差範囲内か確認します。
- 同軸度の測定方法は、振れ公差と同様ですが、複数の位置で測定し、中心位置が同軸度の公差内に収まるか確認します。
- 同軸度の測定は面倒ですが、正確な測定結果を得るために必要です。
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振れ公差には円周振れ公差と全周振れ公差がありますがどちらでしょうか? (多分円周振れ公差でしょうが) 全周振れ公差>円周振れ公差>同軸度公差の順で測定が面倒になります。 全周振れ公差: 公差域形状はデータム軸を中心とした円筒形 測定方法はワークをデータム軸で回転させながら公差域全体をダイアルゲージなどで測定し、その最大値と最小値の差が指定値以下ならOK この公差を満たすと円周振れ公差、同軸度公差は自動的に満たされます。 円周振れ公差: 公差域形状はデータム軸に垂直な断面でデータム軸を中心とした円。 極端な場合、蛇腹やみたらし団子みたいな形でもデータム軸が中心で丸ければOK。 測定方法はワークをデータム軸で回転させながら公差域の任意の位置でダイアルゲージで測定し、最大値と最小値の差を求める。測定を公差域全体で繰り返し、どこにおいてもこの差が指定値以下ならOK。 この公差を満たすと同軸度公差は自動的に満たされます。 同軸度公差: 公差形状はワークの軸線がデータム軸と一致していること。 極端な場合、断面の重心(図心?)がデータム軸と一致していれば断面が楕円だろうが星形だろうがOK 測定方法はワークをデータム軸で回転させながら公差域の任意の位置をダイアルゲージの測定値する。回転角度とダイアルゲージを記録し測定位置での断面形状を測定、重心を求める。測定を公差域全体で繰り返し、どの位置でも重心とデータム軸のずれが指定値以下ならOK。 同軸度だと厳密な測定がくそ面倒なので加工時の管理はより厳しいけど測定の簡単な円周振れ公差や全周振れ公差で代用することがあるみたいです。 ちなみに質問者さんの振れ公差の測定方法だと公差域のある1か所しか測定しない様に読めます。この場合、公差を満たさないものをOKとしてしまう危険があります。
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識者では有りません。 同軸度;軸Aと軸Bの中心の差異 当然軸A、Bの中心が全長で同じが前提。 振れ;軸Aを基準にした場合、軸B外形の凹凸寸法 JIS製図の本に記載ありますがイマイチ判りズライですよね。 測定法は省略します。
お礼
そうなんです、非常にわかりずらいです。 マンガ的に記載して頂ければっていつも思います笑。
多分質問者さんの理解で良いと思います。 一例を示すと、 振れ精度には真円度が含まれますが、 同軸度には真円度は含まれません。 楕円であっても中心が同軸となっている場合、 同軸度はゼロですが、振れには真円からのずれ量が含まれます。 同軸度の測定は振れよりも面倒な事は確かです。 回答(1)さんの測定方法では同軸度を正しく測る事は出来ないと思います。 よく読んでみると振れの測定も違う気がします。 振れ公差にもデータムが有るはずなので、 基準にする(Vブロックで受ける)のはデータム。 あとVブロックを使用する場合の注意点としては、データムの円筒度が しっかり出ている事が必要で、そうでない場合にはデータムの円筒度誤差が 被測定面の測定結果に影響を及ぼしてしまいます。 データムの円筒度が不十分な場合に、ダイヤルゲージで測定する為には データムがガタ無く入る機能ゲージを用いる必要が出てきます。
お礼
ご回答頂きありがとうございます!
・外径の振れ 測定位置をV座で受けて定盤とシャフトを平行にセットして シャフトを回してダイヤルの出入りを測定 ・同軸度 データム基準をV座で受けて定盤とシャフトを平行にセットして シャフトを回してダイヤルの出入りを測定(振れ) 軸方向にダイヤルを動かして出入りを測定(平行) のイメージでかと思います >>その測定値から任意の位置の中心位置を求める 実体の測定できない中心線は設計作図上基準にしないので、上記の 方が正しいと思います 取りあえず識者からの回答前の露払いまで... >>回答(1)さんの測定方法では同軸度を正しく測る事は出来ないと思います 定盤上で頂点を探っても駄目ですか スミマセン
お礼
ご回答いただきありがとうございます!
お礼
円周振れのことを考えておりました。 非常にわかりやすいご説明ありがとうございました。 自分の未熟さを自覚してがんばりたいと思います。