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モノの材質判断方法と焼き入れの特徴
- モノの材質を判断する方法として、まず磁石を使ってステンレスか鉄かを判断します。
- 鉄であると判断された場合、焼き入れの具合を見て材質を判断することができます。
- 焼き入れ以外にも、他の要素や特徴を見ることで材質のざっくりとした判断が可能です。
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> まずは磁石をつけてステンレスか鉄なのか判断する 炭素量は、火花試験。 硬度は硬度計で、カットして硬度と深さの関係を調べる。 カット片を焼入れし、硬度は硬度計で、カットして硬度と深さの関係を調べる。 顕微鏡でスライス面確認してみる、そして、カット片を焼入れし顕微鏡でスライス面確認 してみる。 等々を組み合わせて、多様な(焼入れ材の焼入れ前か、後かの確認も)ある程度可能かな?
「(鉄だと判ったら次は)焼き入れの具合で材質を判断する」の中身。 発言した人に聞かないと正確なことは判らないわけですが、一般論から推測します。 「焼入の具合」には次の三つの可能性(いずれか、あるいは全て)が考えられます。 (1)焼入してあるかどうか→焼入鋼か非焼入鋼かの区別。 SS(普通鋼)は焼入しないで使用する。特殊鋼は様々だが焼入して使用する鋼種が多い。 (2)焼入性はどのくらいの鋼種なのか。 焼入してあるモノならば、その大きさと形状を見て、焼入性(水冷焼入か油冷焼入か空冷焼入か)を推定して鋼種を絞る。SCかSCMかSNCMかの区別。 (3)焼入硬さはどのくらいの硬さなのか。 硬さを測り(回答(2)あるいは硬さ測定器)、炭素量を推定。但し測れるの焼戻硬さなので「用途」により鋼種を推定する。構造用なら高温焼戻鋼(構造用鋼)、耐摩耗用ならば低温焼戻鋼(軸受鋼、工具鋼)など。 詳細な鋼種名は分析(回答(1)あるいは小さいブロックで機器分析)しないと判らないが、上記により鋼種群ぐらいは推定できます。 「用途」は回答(3)にあるように大変重要。素材状態の塊ではお手上げだか、製品になっていれば用途が判り、鋼種はかなり絞られます。
お礼
焼入はそういう見方があるのですね。勉強になります。 ありがとうございます。
1ヶ月先の天気予報を教えてください。 答えようが無いよね。
お礼
自分も無理だろうと思ったけど、皆様の回答にあるようにいろいろ、やり方があるみたいでしたね。
投資話じゃあるまいし機械部品に金白金はなく、指輪にSS400も。なのでその用途だけで大凡を絞込めます。 次に色。 鉄は鉄色。しかし素地のままは滅多になく塗装かめっき。 めっきは亜鉛、クロム、ニッケルが相場で色で判る。なおステンレスにめっき塗装はしない。 ステンレスは色で大別二種類が判る(上記クロム色かニッケル色で)。磁石に付く付かないも有力法。 非鉄も銅、真鍮、アルミは色で一目瞭然。 亜鉛ダイカスト、アルミダイカストも色合いで。 鉄の区別は回答(1)(2)で。 詳しい品種を間違いなく決めるには分析試験。 金属材料試験分析及び材料解析 http://www.sl-analysis.jp/kinzoku/ 数千円~ 金属材料の出張分析 GreenFACT http://www.jfe-tec.co.jp/analysis/onsite-oes.html 数万円~ 鉄鋼は規格で決まったものが殆どながら、非鉄はそうでもなく、また色で詳しい成分量を当てることは難しいです。
お礼
やっぱり最後は分析だと思いますが、今回は簡易的な話ということで。 用途と色ですね。参考になります。
結論から言うと明確に材質を確定することは非常に難しいことを知ることだ。 ここ森の過去ログ↓も参考にして欲しいが、初心者ならまづは此処らからだ。 以下は結構厳しいことを宣っているようであるが、この業界の常識だろう。 材料の素性が判らなくなった時点でスクラップも同然で、製品には使える筈も 無いが、自社で使うにしろ熱処理する費用を掛けてまでリスクを犯すことなど あり得ない。材料管理も出来ない会社ではQCも知れたものだろうと思われる。 昔から金属の化学成分の分析を依頼すると大凡、\5,000/1元素という最低 Line は変わっていないようだ。しかしスクラップ同然の鋼材に金を掛けることも又 しない。「ザックリ」ね・・・もう、勝手にし給え状態です・・・ ちなみに↓↓の硬さ試験は「ザックリ」の中でも結構使える代物と思われる。
お礼
URL参考にします。 いろんなテクニックがあるんですね。 ありがとうございます。
お礼
そういやそんなワードも飛んでいました。ありがとうございます。
お礼
ポイントは炭素量、硬度、焼き入れですね。ありがとうございます。