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超硬工具の切削条件について
- 超硬工具の切削条件についてご教授いただきたいです。アルミブロック材(主に2000系・7000系)の削り出しの仕事が増えてきました。ラジアスエンドミルを使用していますが、切削条件がわからない時は何を参考にしていますか?
- 現在、アルミブロック材の削り出しの仕事が増えてきました。ラジアスエンドミルを使用していますが、アルミ用の切削条件がわからないことが多く、何を参考にして決定していますか?
- アルミブロック材の削り出しの仕事が増えてきました。ラジアスエンドミルを使用していますが、アルミ用の切削条件がわからない時はどのように対応していますか?
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アルミ加工の場合、工具よりも機械主軸の仕様によって最適な 回転速度を選定することが重要です。 即ち、機械主軸モータの出力が最も高い範囲で、回転速度も高い 条件がベストです。 機械の仕様書に主軸出力線図が掲載されていますので確認して 下さい。 また、ソリッドエンドミルで荒加工を行なう場合、刃数が多いと ポケットに切りくずが詰まる恐れがあるので、3枚刃(もしくは 2枚刃)が望ましいです(仕上げは4枚刃でOK)。 さらに荒加工において回転を上げ過ぎると、エンドミルが折損する 恐れもあるので、φ10であれば15,000~20,000min-1ぐらいが適当 と考えます。 なお、エンドミルおよびツールホルダの突き出し量が長い場合は、 相応に回転速度を下げることも必要です。 参考までに、アルミ加工用ソリッドエンドミルのカタログ例を下記 に提示します。 大荒加工用としてラフィングエンドミルもあります。 専門的な話になりますが、25,000min-1主軸ですと、使用工具の 刃数・質量・突き出し量に応じて、使用回転域のどこかに共振点 が存在する可能性があります。 試加工の際にビビったり唸りが生じたりしたら、回転速度を上げ下げ して、共振点を外すことが必要となります。 (送り速度よりも回転速度を変える、下げるだけでなく上げることも 有効です) 荒加工、仕上げ加工ともに、水溶性クーラントをじゃぶじゃぶと 刃先に向けて吐出させることが重要なのは、言うまでもありません。 何度も追記すみません 上記回答は、アルミブロック材(2000,5000,7000番)の場合です アルミ鋳物(AC4Bとか)、アルミダイカスト(ADC12とか)の 場合は、含有しているシリコンが悪さをするので、超硬工具における 切削条件は低めに設定する必要があります
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http://www.sodick.co.jp/product/tool/machining/tt1-400a.html の10年ぐらい前の機械 3万RPMで 3万で回していました 上のだと4万で回してるんでしょう(メーカー推奨加工条件で)
お礼
4万はすごいですね 参考になるリンクをありがとうございました
>「とにかく速い回転で…」と曖昧な回答 でよいのです。 アルミは速度制限無のアウトバーン。熱伝導性が良いから速くしても超硬の耐熱温度を超えない。 鋼はそういかず持たないから。難削材はカタログに従うが無難。 >現場の方の意見も聞いてみたい その他の諸条件のため下げるざるを得ないことあるが、その詳細を知り得ぬ他人に相場を聞くよりご自身でやってみることです。 または専門文献をかじって影響因子を理解。用語を知る努力は後々に役立つ。 アルミ合金の高速エンドミル加工技術 http://www.kobelco.co.jp/technology-review/pdf/56_1/049-053.pdf 行き過ぎと言いたい数式信仰も多いが、これ全く無し!!
お礼
一朝一夕では無理ですよね ありがとうございました
補足
たくさんのアドバイスありがとうございます 主軸はHSK63です 機械メーカーとも相談して探ってみたいと思います