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ワイヤーカットとワイヤースタート孔の関係について
- ワイヤーカットとワイヤースタート孔との関係について初心者の質問です。
- 材質SKD11で厚み10.0mmのワークにて熱処理前にワイヤーカット形状のワイヤースタート孔を作成した際、焼入れ後に位置がずれてしまった結果、肉が薄い側にワイヤー加工面での食込みが発生してしまいました。
- 4回カットで線径φ0.2のワイヤーカットを行った際、肉が薄かった側に食込みが発生したのはなぜでしょうか?
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ワイヤーが跳ねる現象です。 ムクな状態に溝を彫ってゆくのが本来のワイヤーカット。 その溝は細いワイヤーをガイドの役目もしつつ加工が進む。 肉残りが0.15なら片側が無く、ワイヤーが露出する。それはガイドが無くなった状態。ワイヤーが跳ねて、不足と行過ぎの波打った面になる。 もうひとつ、0.35は片側にヒラヒラな滓が残るかもしれない。それも水を高圧で噴くから不安定なのと、水は加工する溝の狭い処よりも広い穴に逃げてしまい、溝に加工屑が滞留しやすくなり加工不安定となり溝幅が拡がる傾向。 これは普通の加工においても加工開始点、終点で不安定になる現象があって、それと同じです。 その影響は4回カットをしようが尾を引いて取りきれないこともあります。
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文面からは今ひとつ状況が読み取りにくいのですが、、、。 「一辺が3mmの角穴(ダイ形状)をワイヤーカットする際、中心にΦ2.5mmのスタート穴をあけた」との認識でいいのでしょうか? 可能性として ・焼入れしたことによりワークに歪が発生した。 →SKD11であれば、それほど大きな歪は発生しないように思います。 ・スタート穴をあける時の加工原点と、ワイヤーカット加工時の加工原点にズレが生じた。 →ワークの歪、ゴミ等が考えられます。 ・ワークを傾けて機械にセットしてしまった。 ・スタート穴、もしくはワイヤー加工のデータのずれ →穴位置ピッチが穴あけ加工時点でずれていた、もしくはワイヤー加工データの位置のピッチがずれていた。 こんなところでしょうか。 例えば、肉の厚い側薄い側が一定方向なのか、バラバラなのかによっても原因が違います。 また、切り落とした中子とスタート穴がどうなっているか、加工した角穴とワークの外形エッジとの距離や角度(傾き)など、もう一度現場の品物を見てみると、原因がつかめるのではないでしょうか。
お礼
お世話になります。 確認遅れまして、失礼致しました。 質問の文章、分りづらくてすみません。 「一辺が3mmの角穴(ダイ形状)をワイヤーカットする際、中心にΦ2.5mmのスタート穴をあけた」との認識でいいのでしょうか? ・・・で間違い有りません。 色々な要因が考えられるという事、理解出来ました。 品物をよく見て、原因がつかむんでいきます。 誠に有難う御座いました。 今後も、宜しくお願い申上げます。
お礼
お世話になります。 確認遅れまして、失礼致しました。 懇切な説明を頂きまして、誠に有難う御座います。 御教授頂いた内容、頭の中でイメージ出来て、よく理解出来ました。 今後も、宜しくお願い申し上げます。