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硬質塩ビ・ブロック材の歪の発生について
- 硬質塩ビ・ブロック材の歪の発生について調査しました。
- 約6ヶ月経った現時点で、硬質塩ビの全体にわたって突起状の浮彫や溝、反り返りが現れています。
- 同じ形状のもの複数枚にわたって発生しているため、素材メーカー側に善処を求める前に、そうした部材の変形や歪は一般に発生しやすいものかどうか知りたいです。
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始めまして。 塩ビ(PVC)の板はメーカーごとに差は有りますが12?以上はカレンダーシート製法となります。 上記製法は3?~5?幅の長穴ノズルから容態化したビニールクロライドを押し出し目標とする厚み迄、モノマー積層して行きます。因って目視確認は困難ですが積層板の形態を持っています。 この特性を踏まえて加工塑性に対処する必要が生じます。 アニーリング等に代表される応力除去の処方は様々ですが。効果が高い手法は 減圧乾燥と思われます。 成型時に封止された有機基(純鉄や銑鉄を腐食させる臭気)を多少では有りますが開放してやります。 私の主観と経験ではありますが、参考になれば幸です。
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塩ビ(PVC)は最近使用されない、燃焼時や最終処分時に厄介な物です。 早目に、代替えを検討すべきです。 さて、塩ビの厚板やブロックは、貼り合わせ技術で製作するケースが多く、その状態や 特性、又は樹脂製作メーカー確認しないと問題が発生し易い樹脂です。 一般的には、樹脂の精密加工に於いても、樹脂製作メーカーと情報交換をしながら加工や、 樹脂製作メーカー専属の加工メーカーに依頼しないと、問題が発生します。 小生は、PVCに関してはタキロンさんに問い合わせていました。
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詳細な情報ありがとうございました。 加工委託先とは"打合せ"したはずでしたが、当方の知識不足がこれで認識できました。 材質の選択の幅は限られているため、素材メーカーにも相談いたします。 深謝 今回の事例に関して先方より過去の事例についてご連絡いただきましたので、一応ご案内差し上げます。 「大きい負荷がかかるような」と申しましたが、納品先では"超音波洗浄"を10分実施しているとのこと。 超音波洗浄槽では反射波によりある液高に音圧の高い部分が生じており、そうした位置関係と部材の共振なども加わって内部に過熱状態が発生した恐れがある模様です。 お騒がせいたしました。
膨れの症状ですか・・・ (1)のご教示以外に このサイズで変形が問題になる箇所なら、硬質塩ビは使いたくない材料と思います。 好まれるのはベーク板。精度良い加工も楽で経時変化も少ないです。耐薬品性などで不可ならダメですが。
お礼
ご回答ありがとうございます。 制約上、ベーク(ライト)は難しく、代替とするならアクリルになりそうです。 「膨れ」という事例があるということが得られたこと、助かりました。
お礼
早速のご回答ありがとうございました。 非常に参考になりました。 お話のような成形だとすると、歪状態からして後処理に起因するものかどうか悩ましく思われます。 まずはご案内を参考に照会して見ることにいたします。 今回の事例に関して先方より過去の事例についてご連絡いただきましたので、一応ご案内差し上げます。 「大きい負荷がかかるような」と申しましたが、納品先では"超音波洗浄"を10分実施しているとのこと。 超音波洗浄槽では反射波によりある液高に音圧の高い部分が生じており、そうした位置関係と部材の共振なども加わって内部に過熱状態が発生した恐れがある模様です。 お騒がせいたしました。