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NC旋盤でM20ピッチ2.0のねじ切り加工におけるねじ山バリの取り方は?
- NC旋盤でM20ピッチ2.0のねじ切り加工において、切り込み開始側のねじ山のバリを取る方法について教えてください。
- シャフト先端に60度の面取りを施した後、NC旋盤でM20ピッチ2.0のねじ切り加工を行っています。しかし、切り込み開始側のねじ山にバリができてしまいます。バリを取る方法を教えてください。
- NC旋盤でM20ピッチ2.0のねじ切り加工をしている際、切り込み開始側のねじ山にバリが発生します。バリを取り除く方法を教えてください。
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外径を挽いた後にねじを切れば、どんなバイトでも多かれ少なかれバリは出ますので、ねじ切り後に面取り部をさらい直します。 そうするとバリがねじのフランク側にカエってしまうので、ねじ溝もさらい直します。 手間は増えますが、そうする事でバリを実用上問題の無いレベルに小さくできます。 サラエ刃付きのバイトはねじ山の頂部をさらうだけなので、 ねじのフランクと外径の面取りの交点のバリには関与しません。 G32やG92でのねじの切り上げに関しては、それ用のMコードとパラメータの切り上げ量指定で設定できます。 Mコード番号はメーカーによりますが、 パラメータ番号はNCの機種ごとに固定で、Series18i-TBの場合、5130番です。 この値はG76Pxxxxxxという指令を使うと書き換わります。 ここで設定するのはFで指定するねじのリード量に対する倍率です。 「開始時の切り込み」というのは言葉の意味がちょっとわかりません。 ラジアルインフィードではなく、フランクインフィードや修整フランクインフィードなど インフィード角を操作する場合は、パスごとにねじ切りの始点を変えるか、 ゴニョゴニョをゴニョゴニョします。 テーパで切り込んでストレートにねじを切る様な場合は、バイトの経路を細かく指示していく事になります。
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60度の面取りをネジ加工後にもするか さらい刃付きのチップを使うかでしょうか。 ただ60度のバイトでチェーシングしただけじゃバリはでます。 細かい切り込み切り上げの量はパラメーターの設定になると思います。 チャンファリングオン、オフのMコードで切り上げあり、なしは選択できます。
お礼
やはり、面取りは加工後に必要だということですね、ちょっと考えていたのですが、皆どうやっているのか興味がありました。ありがとうございました。さらい刃付きチップ使ってみます。
切削順を下記のようにしてみてはいかがでしょうか 1.G92ねじ切り 2.面取り(ねじ入り口のバリ除去) 3.G92ねじ切り(2の面取りでねじ側にバリがかえりねじが通らなくなるためゼロカット) G92X・・・Z-20.0F2.0 ※開始点・回転数は1と同様にしておく。 X値は最終切り込み値でOK 工程こそ増えますが、バリは除去できると思います。
お礼
プログラムで書いていただきまして、大変よくわかりました。 手を抜いて、2度加工はしないでおければと思っていましたが、それではとてもだめだということが良く分かりました。ありがとうございました。
お礼
詳しく説明していただきまして、大変参考になりました。 開始時の切り込みは勘違いでした。パラメータはこれからトライしてみます。 ちょうど私は18i-TBを使用しています、大変感謝です!ありがとうございました。