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油圧回路のブリードオフ回路の使い方について
- 複数のアクチュエータを同時に作動する場合には使えない理由を教えてください
- 絞り弁を用いてタンク向きの流路を確保するだけなので、シリンダの数量にはあまり関係ないのかもしれませんが、なぜ使えないのか教えてください
- アクチュエータとして他のものをイメージする方は、この場合はどのように対応すれば良いのでしょうか
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簡単に考察すれば、ブリードオフ回路は圧力制御弁に機能がよく似ています。 ですから、絞り弁(スピードコントローラー)が付いていない複数シリンダがある 回路と同じようになります。 すると、『絞り弁』の意味がなくなるから、使用できません。 以上のような内容となるからです。
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油圧回路の絞り方には、ブリードオフ・メータイン・メータアウトが有ります。 ブリードオフの場合、油がどこからタンクに帰ろうと同じなので、個別制御が出来ません。 極端な場合、ブリードオフを複数シリンダに適用すると、負荷の軽いシリンダが速く伸び、重いシリンダは逆走する可能性もあります。 メリットとしては、固定容量型ポンプでも油温の上昇があまりありません。ですから、アクチュエータが一つで負荷変動が少なく、調整精度がラフな場合に用います。 メータイン・メータアウトはアクチュエータ毎に個別にバルブを設置します。固定容量型ポンプの場合は、余った油が安全弁から逃げる為、絞ると油温が上がります。 メータインは、メータアウトの欠点はありませんが、調整精度がいまひとつです。逆負荷(ウインチで荷を降ろす等)の場合、暴走の危険が有ります。 メータアウトは、調整精度が高く、逆負荷にも適応できます。しかし、絞った分出力が落ちます。またシリンダの場合、絞りすぎると面積比の都合で、戻り側に異常圧が発生し、シリンダが膨らんでしまう可能性があります。 大雑把ですが、以上の特徴を考慮し、適した方式を選定してください。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございました。 ブリードオフの特性や想定できる危険性も含め、詳しい解説をいただきましたことを感謝申しあげます。
恥ずかしながらブリードオフ回路と言うの始めて聞きましたが http://ohp.jisw.com/01193/post_73.html の事であれば1本のシリンダにしか使えませんね 強引に2本のシリンダを駆動するように使っても 2本のシリンダ速度が同じにはなりませんね 恐らく速度のバラツキを気にする必要が有るか無いか それだけの問題でしょう
お礼
イメージしやすいご回答いただきましてありがとうございました。
お礼
圧力制御弁に例えると、すっきり整理出来ました。 なんでそれに気がつかなかったのか・・・お恥ずかしい限りです。 もっと勉強しなければという気になりました。ありがとうございました。