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幾何公差の工程能力評価について
- プレス加工にて検査を担当し、プレス製品の穴位置精度の評価について疑問が発生しました。工程能力ソフトの入力方法や測定結果の偏りについて、選択肢を考える必要があります。
- 穴位置の幾何公差の指定が「位置度φ0.05」であり、工程能力ソフトでは規格値の上限値(MAX)と下限値(MIN)を入力しますが、MINは0の設定で良いのか疑問があります。
- 測定結果が限りなく0に近いデータ集団の場合、CPK評価が悪くなってしまうことに悩んでいます。評価の選択肢としては人間の判断に委ねるか、規格値を調整するか、規格幅を広げるかのいずれかが考えられます。これらの方法の選択についてアドバイスをいただきたいです。
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?~?すべて間違いです。 たとえば、位置度は中心距離からの絶対値表記です。 これでは 位置度が0.04だった場合、Xが+方向で偏っているのか Xが-方向で偏っているのかわかりません。 たとえば座標系で考えた場合 ex)1 (X,Y)=(0,0.01) 位置度 0.02 =(0.01,0) 位置度 0.02 =(-0.01,0) 位置度 0.02 =(0,-0.01) 位置度 0.02 これはすべて同じ 位置度は0.02になります。 ex2) (X,Y)=(0,0.02) 位置度 0.04 =(0,0.02) 位置度 0.04 =(0,0.02) 位置度 0.04 =(0,0.02) 位置度 0.04 ほぼばらついていません。 センターがばらついているだけです。 ex3) (X,Y)=(0,0.01) 位置度 0.02 =(0,0.01) 位置度 0.02 =(0,0.01) 位置度 0.02 =(0,0.01) 位置度 0.02 これもすべて同じ 位置度0.02 ソフトを使った位置度のCp値の計算ではex1=ex3)>ex2)となります。 見ればわかると思いますが ex2の方がバラツキはありませんよね? センターがずれているだけで安定しています。 バラついているのは ex1)です 幾何公差で出てきた数値でCp値を測定するのは、非常に危険がいっぱいです。 もとの数値でバラツキがないかどうかとしてください。 幾何公差は図面上の表記です。 幾何公差は基本的に片側規格と考えられます。 位置度 φ0.05以下 振れ ○○以下 という感じになります。 それを考慮すると 下限規格の式を使ってください。 下限規格のみの場合 :Cp = (下限規格値 - 平均値)/3σ ちなみに Cp=Cpkとなります。 かたよりK値の計算ができません。 どうしても幾何公差でCp値が必要という馬鹿な上司に報告するのに必要であれば・・・ ただし、設備が管理状態にあるかどうかは上記に示した通りです。 幾何公差上で、Cp値がある≠バラツキが無い です。 幾何公差を採用する際に陥りやすい罠です。 工程能力は自分たちが設備管理をする為の目安です。 工程能力は万能ではありません。 その辺に注意してください。
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まあ、半分あってるが半分間違いだけど ↑ ケンカ売ってるわけではない 位置度のCpkが出せないかというと出せる ただ ソフトウエアーでは出せないし それに意味があるかないかと あるようでないし 長文になったので自主規制 ちょうどいい絵があったので http://www.uniontool.co.jp/pdf/tech/pwb-ver9/pwbver9-4_j.pdf ↑ リンク先はY軸で プラスマイナス したグラフが おおいが 本来は 符号なしにした状態 そんな風にばらつくんだと 脳内補正してください 4-2-1に グラフとともに工程能力を出してます ↑ 似たような問題 表面粗さ の 工程能力 深く考えると今回の事象同じだが 3.2z±0.2 となってれば 誰も矛盾なく Cpkを求めるとおもう
お礼
回答有難う御座います。 また、資料大変参考になりました。 今回私が評価しようと思ったのも、資料とほぼ同等で X方向のズレ、Y方向のズレを加味すると私のデータもごちゃごちゃになってしまっていることがわかりました。 工程能力は奥が深いですね。 有難う御座いました。
お礼
早速の回答有難う御座います。 やはり幾何公差をCPKにて評価しようという事自体がナンセンスなのでしょうか。 X値、Y値と個別の座標データ(測定値)にて算出するのもひとつの方法かと気付きました。 追記有難う御座います。 何でもかんでも「データ取り=工程能力」としてはいけないなと反省しております。 今後、特に幾何公差の場合、蓄積したデータに対し、その特性を加味して評価したいと思います。 偏りCP値だけで充分評価できるものはありますよね。 有難う御座いました。