- 締切済み
モータの入力値を下げる方法について
- この記事では、モータの入力値を下げる方法について解説します。
- モータの設計や製作において、既存品との入力値の差に悩んでいる方にとって、参考になる情報が含まれています。
- 具体的な要素としては、コア外径、モータケース材質、コア積厚、コア材質などが挙げられます。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
モーターのメーカー技術者さんでしょうか? そうであれば、社内の先輩技術者に質問する方がよさそうに思います。 また、設計マニュアルや先輩方が設計の拠り所としている専門書を勉強する ことが適当と思います。 さて、ご質問については、これだけの条件では答えようがないと思います。 詳細点検するには細かい設計仕様が必要ですが、御社の秘密保持上すべては 開示できないでしょうし、この掲示板を見ている回答者も大量のデータは 読み切れません。先輩に質問するように勧めたのは、このような制約がない し、前提条件をいちいち説明しなくても十二分に了解していると思うから です。 まずは、お問い合わせのモーターは、固定子側に巻線があるかご形誘導電動機 と想像しますが宜しいでしょうか? 詳細仕様の代わりに、設計方針を教えてください。 ・既製品をコピーしようとしたのですか? ・既製品よりも特性の向上を狙ったのですか/コストの低減を狙ったのですか? ・磁路の断面はどのような方針で決めましたか? ・巻線仕様はどのような方針で決めたのですか? (磁束密度、電流密度の設計方針) ・誘導電動機設計では、ギャップの寸法設定・・・つまりは漏れ磁束の設計 が重要ですが、どのような設計指針で決定しましたか? ご呈示になったデータについての質問です ・モーターの定格出力は何(W)ですか? ・入力電力差が生じているのは、負荷状態ですか無負荷状態ですか? ・負荷状態の問題であれば、機械的出力(W)は、既製品と新設計で同等で すか? 回転数は? ・無負荷状態の問題であれば、組み立ては正常で、空転させた場合にスムー スに回りますか? ・力率は設計で予定していた値どおりでしょうか? ・コンデンサモータとのことなので、電源に直結された巻線と、コンデンサ を介した巻線があると思いますが、両巻線に流れる電流は設計どおり ですか? ・ケースをADCとなさっていますが、磁路に影響ありませんか? ごちゃごちゃ書きましたが、 損失は、1)機械損 2)鉄損 3)銅損に分離して考えることが必要。 このために、無負荷試験、拘束試験等を実施し、等価回路を求めて検討し ます。誘導電動機の場合、3)銅損を1次銅損と2次銅損に分解して評価す ることが重要。 もう一方で損失増加の原因が、a)基本設計の問題か、b)公差の与え方など 製造性や特性バラツキに関わる問題か、c)組み立て上のミスや試験上のミス による問題かを切り分ける必要があります。 問題点の所在が明確になれば、損失を低減する方法は自ずと明らかになり ます。
お礼
ご教示ありがとうございます。 私は、モータメーカーの技術者ではありませんが、人手不足により既製品のコピー製品を作る形となりました。 ・今回製作しましたモータは、既製品をコピーしようとしたものです。 ・コスト低減を狙いコピーに挑みました。 ・磁路の断面は、既製品をコピーいたしました。 ・巻線仕様は既製品を分解し、さらに既製品メーカーに巻線仕様を確認いた しました。 ・ギャップについては最初既製品と同等にしておりましたが、音の問題で 既製品よりも広げた形になっております。 漏れ磁束の設計については、モータメーカーではありませんので設計指標 等が無く特に計算をしていないのが現状です。 ・定格出力は8Wです。(負荷状態) ・負荷状態の機械的出力は結果的に同等にならない状態でありました。 ファンの風量は同等レベルになっております。 ・電流値は、既製品に比べ若干高めな状態でありました。 ・ケースのADCによる影響はあるものと考えております。