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長期許容応力度の算出について
- 建築基準法等で規定されている、ボルトや鋼材などの長期せん断許容応力度の算出方法について説明します。
- 長期せん断許容応力度の算出には、鋼材の基準強度をFとして、F/(1.5√3)という式が使用されます。
- この式の中の『√3』の根拠は、3次元の最大せん断応力から来ていると考えられます。
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適当な参考URLを見つけてみたが、↓のサイト最後にミーゼス応力の降伏条件 でσ^2+3*τ^2=Y^2・・・(27)が導き出されていますが、ここに於いて σ=0である純粋なせん断応力のみ働く場合に限りτ=Y/√3(Y:降伏応力) が導き出される理論的な数値と思う。「勿論、実験結果ともよく一致すると 言われており、現在延性材料については広く承認されている」とあります 許容応力度とは基準強度に対する安全な応力を記すであろうことから、 F/1.5の1.5は、私は単に安全率であると記憶していたので回答1さんの意見に 思わず、投稿してしまいました。何か勘違いされているのでは無いでしょうか 何故なら、長期引張許容応力度=F/1.5より、”1/√2”は、どう説明する?
その他の回答 (1)
建築基準法90条に 長期せん断許容応力度=F/(1.5√3), F:鋼材の基準強度(引張強度) の記載があります。 基本的には実験的に決められた数値だと思いますが、当方は次のように理解 しています。 材料力学の平面応力状態におけるせん断力τは τxy=√(σx^2+σy^2) σx=σy=Fとすると τ=√2 F=1.41 F→1.5 F せん断破壊は引張応力の1/√2→1/1.5 短期せん断許容応力度=F/1.5 の根拠 一方、塑性力学における降伏条件は τxy=√3・σY σYは降伏応力であり、上記短期せん断許容応力度を使って置き換えると τxy=√3・σY=√3・1.5 F このことが長期期せん断許容応力度=(1.5√3)の根拠であると考えま す。詳細は下記サイトを参照下さい。
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回答ありがとうございます。 小生も、『1.5』は、単純に安全率かと理解しておりました。 「塑性力学における降伏条件は τxy=√3・σY」は、 ミーゼスの式からきているのでしょうか?
お礼
回答ありがとうございました。 貴殿の言われていることであれば、納得できました。 小生も「1.5」は、単純に安全率かと理解しています。