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ニクロム線の温度上昇計算
- ニクロム線の温度上昇計算について知りたい。
- 電流を瞬時的に流した場合のニクロム線の側面の温度上昇値を求めたい。
- ニクロム線の温度上昇計算において、正しい方法や学習すべきキーワードについて教えて欲しい。
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基本的な考え方は正しいと思います。 >ΔT=J/C J=∫I(t)^2R(T)dt ニクロム線の温度が各部で一定であればお示しの通りでいいと思います。 細かいことになりますが、ニクロム線の温度は場所により変化するので R(T)dtを温度ゾーン毎に分割して計算することも精度向上には役立つかも しれません。 >円柱型のニクロム線 細長比をどの程度とお考えでしょうか?断面積に対して長さが短い場合は、 端面からの熱伝導による放熱を考慮する必要があります。 >20us程度の時間 この程度の短時間であれば、断熱状態として温度上昇を計算しても、通常の 場合、誤差は問題ない程度に小さいと思います。 しかしながら、温度上昇が大きく、20us程度の時間のうちに数100℃以上の 温度に到達するような状況であれば、放射による放熱を考慮すべきと思いま す。放射量はプランクの法則に従いますので、まずは参考URLをご覧下さい。 エイヤーであれば、タングステンの放射率を0.8とか1.0のような値と してもいいでしょう。もっと追求したいならば、白熱電球の設計に必要な値 として古くから研究されている筈ですので文献を探してみてください。 測定器の性能確認のような目的であれば。考え得る要素は潰しておいた方が 良さそうですね。前の回答では、放射による放熱を考慮すべきと書きました が、きちんと考えるには対流も考える必要があります。気体の種類と圧力に よる影響を受けます。 この項を排除したいなら、タングステン線を真空中に置いた方が良さそうに 思います。 余計なお世話かもしれませんが、放射温度計の検出エリアは、φ0.2の タングステン線に対してフォーカスできるものでしょうか?少々心配 です。
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超高速放射温度計について少し調べたが、高速移動物体をも対象にしているとか。 それなら機械的に高速移動させることにより、その変化を作り出してはどうでしょうか? 具体的には一定温度の発熱体に回転するスリットを前置して断続させる。 10us なら100(R/sec)×1000(分割) 出来ないレベルでは無さそう。 空気の流れで測定が乱れる対策の要不要とか、考慮すべき点もあるかとは思うが・・・ 発熱体がこのような高速に追随できるか否かの指標は?熱時定数?だが、それの計算方法がよく判らない。 値は熱測定子のサーミスタなんかの値は簡単に探せるが秒のオーダで話にならない。 あとワイヤーボンダーでは、φ20μの微細線を放電で瞬間加熱してるが、その時間とかも 10us より遅い? あるいはそのものの測定を考えられてるとか?
お礼
ご回答ありがとうございます。 >スリットを使ったらどうか スリットによる高速熱源は盲点でした。もしかしたらそちらの方が 容易にできるかもしれませんね。調査・検討してみます。 >時定数について こちらも把握できていないので、調査してみます。
理解は間違っていないと思います。熱を利用するには発熱から熱伝導を考え る必要があります。一般的には加熱対象をモデル化して解析しますが、ご質 問は発熱対象のみについてですか?
お礼
ご回答ありがとうございます。おっしゃるとおりで発熱対象のみについて考えています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 少し質問意図や状況が分かりづらいかもしれないので、補足しています。 そちらもご覧頂ければと思います。 (1) >ニクロム線の温度は場所により変化するので 例えばですが、線の中心部が実際は最も熱くなるという ことでしょうか(下記URLのような放物線の分布)。 http://www.gaia.h.kyoto-u.ac.jp/~sakai/visual/3/index33.htm (2) >細長比はどの程度か? 今想定している形状ですが、線径:200um 線長:5mm程度(5000um) 程度で少なくとも線径より長い場合を想定しています。 (3) 放射について 20usで400~500程度の温度上昇を想定しています。 また放射率の参考値についても把握(0.7)しています。 御返事ありがとうございます。 空間分解能ですが100umはあるので大丈夫かと思っていました。しかし今考えてみると見ている面が円柱側面のため曲がっており、測定に影響があるかもしれません。太くすれば抵抗値は下がりますが熱容量が上がってくるので温度上昇にどう影響するのかも考えないといけません。少々その辺り調査してみます。