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3価クロメート被膜の成分について
- 2009年7月よりIMDSの化合物リストから3価クロム化合物が削除され、Chromium(?)oxideとDichromium-trioxide-hydrateの2成分が報告義務化されました。
- メッキ協力会社からの3価クロメート被膜の成分情報は詳細ではなく、細分化された情報開示に積極的ではありません。
- 3価クロム化合物はChromium(?)oxideとDichromium-trioxide-hydrateの他に添加物から成っている可能性があります。
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一般的には三価クロム化成被膜は水酸化クロムを主体とする被膜とされていますので、酸化クロムは少ないかほとんど無いと答えて良いと思います。 質問の「3価クロム化合物は、この2成分とその他添加物から成っている」の意味は、化成被膜中の3価クロム化合物は、この2つの三価クロム化合物だけが存在するのか?提示されていないその他の三価クロム化合物も存在するのか?の意味であるとすると、正確な回答は恐らく後者です。なぜ恐らくかと言うと、実を言うと正確な組成がよく分かっていないからです。よって、もしかしたらば提示されている化合物が無いかもしれないと言う事です。でもそんな事は言えないので、とりあえずは、この回答の最初に書いたように水酸化クロムの被膜としておいた方が無難です。
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私も同様の事で悩んでおります。 溶剤メーカより入手したデータによりますと(↓) 溶剤:TR-175MR 1)亜鉛メッキ部 亜鉛 Zinc 1440-66-6 99.93% 炭素 Carbon 7440-44-0 0.05% 酸素 Oxygen 7782-44-7 0.02% 2)3価クロム皮膜部 硫酸クロム Chromium(?)sulfate 10101-53-8 24% 硝酸クロム Chromium(?)nitrate 7789-02-8 31% 硝酸コバルト Cobalto(?)dinitrate 10141-05-6 0.06% 硝酸亜鉛 Zinc(?)dinitrate 10196-18-6 1.94% ケイ素化合物 Silicate 7631-86-9 43% 上記が3価クロメート鍍金の化成皮膜の成分と含有比率という形で上がってきたのですが2成分への比率分け・・・と言うか2成分が入ってないですし! 悩んでおります。 なにか参考になれば幸いです。
もしかしたら、ヒキフネさんのHP中技術レポート内にヒントがあるかもしれません。 http://www.hikifune.com/pdf.html 既知でしたら失礼です。 機械屋が化学の知識を求められる昨今。 グリーン調達の話が出ると胃痛が・・
お礼
早速のアドバイス有り難うございます。 ヒキフネさんのHPをみてみました。 そこには 「主成分としてのクロム塩は、塩化クロム、硫酸クロム、並びに塩基性硫酸クロムです。」 とあり、メーカーからの「酸化クロム」「水酸化クロム」の違いについての記述はありませんでした。 本当に機械屋が化学の知識を求められると、胃痛がしてしまいます。 こちらもその方面の知識がないので、先方にどのような質問をしていいかも分からない状態なんですよね。 あまり変な事を聞くとヤブヘビになってしまいそうですし……。 難しいところです。
お礼
アドバイス有り難うございます。 IMDSの指示によると 『3価クロムイオンを成分として報告している場合』 とありますので、3価クロムイオンを使用していなければ上記の成分内容で問題と思うのですが。 調べてみると3価クロム皮膜を出すのにも、色々な触媒というか種類があるようです。なので上記成分にて3価クロム被膜を生成しているのであれば、このままの成分の含有比率を報告すればOKだと思いますよ。 ただ、私もこのあたりは素人知識しか持ち合わせておりませんので、合ってるかどうか分かりません。ですが、上記のように硫酸クロムでの報告はすでにしております。これで突き返されればNGでしょうけど、今のところデータの修正依頼もないので既成事実として問題ないと期待しております。 お礼が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。