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アルミ加工品の測定方法について
- NC旋盤での内径加工において、アルミ加工品の測定方法はどうすれば良いでしょうか?
- 加工時の熱変位を考慮しつつ、チャックから外さずに測定する方法があれば教えてください。
- 材質はA6061材で、内径加工の要求精度はφ45±0.005です。
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傷が怖い場合、エアーマイクロというものがあります。 この仕事のためだけに設備するには、ちょっと高いかもしれませんが、繰り返しがあるのであれば、オススメです
測定だけ考えるなら、45.000のリングゲージとシリンダーゲージ (低圧仕様もありますし、測定子は傷の付きにくい材質もあると思います) 又は内側3点マイクロメータでの比較測定が適していると思いますが、 シリンダーゲージは面粗さに影響されますし3点マイクロメータはコツが いると思います。 熱変位については、加工直後の測定値と常温(20度C)時の測定値を比 較し、差異が許容差に影響する場合は、加工直後いくら大きくするかデー タ取り又は予測が必要になります。 アルミのφ45で10μはかなり厳しいと思います。 可能なら一番最後に常温の状態で、さらっと仕上げだけすれば安定すると 思います。 これだけ精度が厳しい場合、どのような測定器具で評価するのか決めてお いた方がトラブルを未然に防げると思います。 以前アルミで同じような径で±0.004を加工した事がありますが、上 記説明と同じような事をやり、最終的な検証は高精度三次元測定器でしま した。
常識的には 内測3点マイクロ・シリンダーゲージ となる。 多分、心配事は測定時の傷と精度の信頼性 1.内径マクロの場合 測定時の傷は少ないが測圧が高い 繰返し精度に不安がある 2.シリンダーゲージの場合 測定時に傷の残る心配がある(多分必ず残ります) 3つ爪把握の場合 2点間の測定なので真円度が不安 経験上、国産の測定器でなく外国製の物が信頼性が高いと思う。 別に舶来品の崇拝主義者ではないが 測定圧も低く 繰返し精度も優れている。 現実的には下記のカタログのシリンダーとダイヤルの組み合わせがで リングゲージは出切るだけ加工寸法値に近い物で合わせる事 マール社 http://www.uno.co.jp/seihin_info/catalog/3/3index.html 個人的な好みで オスカーシュベンク の スビト も測圧が低いと実感する。 熱変位に関してはワークや測定器の温度を意識する位の人なら それほど心配は無いと思います。 最後にチャック把握状態が不明だがチャッキングから外すと相当量の変形 が懸念されます。 治具などに貼り付けて加工するか、治具ごとチャッキングも視野に入れて 検討して下さい。