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ISO9001が要求する品質記録の保管期限とは?
- ISO9001では、品質記録の保管期限について具体的な規定はありません。
- 保管期限は、客先の要求事項を満たしていれば、自社で決めることができます。
- 一方、教育記録などは社員が退社するまで必要な場合もあります。永久保存する必要性を見直すことも重要です。
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社内でISO事務局をしています。 規格要求事項を満足すれば、保管期限を自社で決定できます。 外へ出すものについては、トレーサビリティーがどれだけ必要かで 決まります。 通常は、機械ですとメンテナンス期間を考慮して5年以上、 また原子力関係ですともっと、長くなります。 弊社は、製造業ですが、製造物責任を考慮して長いものでは11年以上を設定 しています。 現実的ではありませんので見直したいと考えています。 教育訓練については、個人の資格などは退職まで必要ですが、 教育訓練記録は、3年あれば充分です。 ただし、ある期間単位で、要員に必要なスキルを定め、それに対する 個人の評価をしていかなければなりません。 これは難しく、弊社でも遅々として進みません。 最近は、あまり厳密に考えすぎてはいけないと思っています。 自社の論理で審査員に保管期限を説明できるレベルであれば、よいのでは。
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教育記録について、若干コメント。 「力量」の判定<=根拠・記録(教育、訓練、技能、経験) ですけど、 実際のところ、「技能」、「知識」を評価して、不足を「教育、訓練」で補うというのが筋書きでしょう。 一般的には、「教育記録」となってしまっていますけど、 「力量評価記録」、「能力評価記録」というのが、規格に近い言い方と思います。 「教育、訓練」を「力量」評価の根拠として使おうとすると色々問題が出てきますね。教育に評価を含めなければならないとか。 保管の問題は、他の品質記録と連動して、力量の評価をトレーサビリティの範囲に入れるかどうかでしょうね。単純に、連動させないほうが話が簡単ですね。これなら、3年ぐらいが妥当でしょうか。
回答(1)さんが言われるように、自社で決めれば構いません。 品質記録なんかは、顧客と取交している期限があればそれで充分です。 個人の資格…は総務などに一括して保管してもらえばよいでしょうし、教育記録は大体3年が目安でしょう。 ただし、個人の資格・教育関係に関しては、部門での取決めではNGです。 総務など工場全体で保管期間を決めなければならないでしょう。
お礼
有り難うございました。 有り難うございました。 参考にさせていただきます。