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0.15度の抜き勾配と円筒形状のパーツ設計について
- 円筒形状のパーツの設計において、0.15度の抜き勾配が制約となっています。
- 抜き勾配が0.15度までしか設けられないため、成形品が問題なく抜けるかどうか気になります。
- もし抜けない場合は、どのような対策が考えられるのでしょうか。
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形状がパイプ状であれば、金型構造上コアピンの支えが設けられるので 成形面での編肉に関しては、優性です。 0.15でもしキャビ側に残ることを想定して、コアピンに引っ張り用 のアンダーカットの設置可能性のあることを先方に連絡しておくと 形状的に後のクレームなくスムーズにいくと思います。 参考になれば幸いです。 失礼します。
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先ほど回答したものです。 差し支えなければ、メールでも連絡先を教えていただければ もっと詳しく対応いたします。 確実な回答をさせていただきたいと思います。 訂正させていただきます。 成形できるかどうかに関しては、 ?機能的設計 ?生産的設計 ?人間工学的設計 上記のバランスが重要ですが、 例えば、目標の成形サイクルは何秒ででしょうか? サイクルによっては、それなりの細工が必要ですし 万が一、成形が困難な場合を想定して金型修正が容易になるように 当方は設計をしております。 設計形状と狙いが明確ではないので、あくまで参考までにと 思ってください。 上記の設計の際の3原則のようなもの(勝手に決めてます) が制約なしが前提であれば 0.15勾配 でも可能だと思います。 ※形状がわかりませんので、保証はできません。
お礼
返事が送れて申し訳ありません。 詳しい回答ありがとうございます。 成形サイクル等の条件についてですが、 当方では金型の検討や成形までは行わないため それらについての詳細な条件は設定しておりません。 図面のみを作成して、金型の構造検討、作製、成形(条件設定含む)は業者に委託してしまいます。 なので現在考えている形状が成形できるのであれば、業者と打合せした場合、もし難しいと判断されてもこちらから方法を提案できればと思っております。 制約が無ければ0.15の抜き勾配でも成形できる可能性があるとのご意見、非常に参考になりました。ありがとうございます。 ※ちなみに形状は試験管のような形状ではなく、パイプのような円筒形状になります。
プラスチック製品の設計・成形を担当しているものです。 ちょうど弊社も同じようなものを現在開発であります。 試験管のようなものになりますでしょうか? 弊社は0.5°の勾配を設けましたが、内容量などの問題で もっと垂直に近い状態を要求される場合もあります。 製品形状によって、突き出し方法が異なると思いますが、 まず、スムーズに離型させるためにはキャビ・コアの冷却効果の バランスが非常に重要となります。 バランスが崩れてしまいますと、収縮に差が生じてしまい摩擦抵抗が 大きくなってしまうことがあります。 お勧めの冷却構造は、コア内部・・・噴流式冷却(先端まで冷えます) キャビ側・・・特に問題ないと思います。 また、コアセンターのよりゲートを設けると思いますが、コアピン先端を 凹のような形状にして樹脂の流動を一度当ててから、噴水のイメージで包むようにします。 この方法ですと樹脂流れが安定しまして、肉厚に差もでません。 コアピンが細いため、圧力によるコア倒れ対策として重要です。 製品外観に透明性の要求がなければ、コアピンは張り付き防止のため あまり磨かないほうが良いですが、最低表面の窒化処理は耐久性の面で おすすめします。 材料に関しては、物性表に乗っている場合もありますが 【光沢】項目が高い場合は、離型時摩擦の音がでますが、カス等がなければ 問題ないかと思います。 以上参考になれば幸いです。
お礼
なるほど、アンダーカットですか! 全然思いつきませんでした。早速検討してみます。 ありがとうございました!