- 締切済み
QC工程表の作成に関して
- 当社の製品は大量生産品ではなく、オーダーメイドで作るカスタム品です。よって、1つ1つのQC工程表が必要になってきますか?
- 当社はISO取得を目指しており、QC工程表の作成に課題を抱えています。カスタム品を製造するため、1つ1つの工程表が必要になるのか悩んでいます。
- 当社では搬送装置を製造しており、大量生産品ではなくカスタム品です。それぞれの製品に合わせたQC工程表の作成が必要なのかアドバイスをいただけませんか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
ISO13485については知見がありませんので、調べてみました。 QC工程表に限ってみると該当する項目は「6.3」「7.1」「7.2.1」 「7.5.1」と思われますがこの項目に関しては9001も13485も大き な違いは無い様に思います。 この認識が誤りでなければということを前提とすると、QC工程表については ISOの要求はない、貴社でも必要としていない、貴殿も余り必要とは感じて いない、という状況と思われます。 このような状況でQC工程表を作って定着しますか? 現場の方達にQC工程表の必要性を説明し、納得させられますか? 変化点が発生した都度QC工程表をキチンとメンテできますか? これらがクリア出来なければ将来的には形骸化し、不適合の原因を作るだけの様 に思われます。 ネガティブな要素ばかり並べ立ててしまいましたが、ご参考まで。 良いQMSを構築される様頑張ってください。
>現在当社ではISO取得を目指して社内整備中です。 ISO9001として話を進めます。 >QC工程表の作成で頭を痛めております。 >というのが、当社の製品は、大量生産品でなく、そのほとんどが >オーダーメイドで作る、カスタム品になるからです。 >大量生産品であれば、1度工程表を作ってしまえば、それでよいとは思うの >ですが、当社のように、その都度違うシステムを作る場合、やはり1つ1つの >QC工程表が必要になってくるものなのでしょうか? 何故QC工程表が必要と判断されたのですか? コンサルのアドバイスでしょうか? ISO9001ではQC工程表の作成は要求されていません。 弊社も客先から要求のあった物以外はQC工程表は作成していません。QC 工程表は顧客要求として外部文書扱いとしています。これで問題無くISO 9001の認証を取得しています。 貴社の現状を分析して、現在使用されている書類等を整理してみて下さい。 その上でQC工程表を作成するのが一番貴社の現状に即していると判断され るのであれば、QC工程表を作成すべきでしょうし、貴社で現在使用されて いる書類が利用できればそれで良いと思います。 現実にQC工程表なしで貴社はこれまで業務を進めて来られており、立派に 会社として成り立っておられます。貴社の現状に合わせてマニュアルを作成 するのであって、マニュアルに貴社の業務を合わせるのではありません。 (要求事項に適合していない部分は適合させる為改善する必要がありますが できるだけ最小限に止めるべきです。) マニュアルに貴社の業務を合わせることになると、良く言われる「ISOは 無駄だ」「余計な書類ばかり増えて仕事を阻害している」等の状況に陥り ます。これらはコンサルのマニュアルの押し付けや、他社のマニュアルの コピーを行った会社に散見されます。 繰り返しますが、貴社に合ったマニュアルを作成されることがISO9001 認証取得の近道であり、取得後の運用・定着も無理なくできる為の最善の方法 と思います。
補足
アドバイスありがとうございました。 すみません、説明不足でした。当社が認証取得を目指しているのは ISO13485です。 C0さんがおっしゃるように、ISO要求事項に当社の仕事を無理やり合わせるのではなく、現在行っている仕事を要求事項にうまく合わせる様にと考えております。その中で少し足りない、徹底が必要と思われる事に関しては、業務の見直しを行っています。 現在の問題は、QC工程表は作成していますが、第2者監査の為のものだけであって、その作成が徹底されていない事です。出荷するシステム毎に出しているのではなく、今まで出荷したシステムの20分の1程しか作成できていないのが現状です。 QC工程表の作成が徹底化されていないのが現状ですが、特に大きな問題を抱えているわけではありません。また必ずしも必要とは考えていません。ただ、今回の認証取得を機に、今後なるべく共通化をと考えています。その作成方法に頭を痛めております。
色々な対処法があると思いますが、当社で実施している手法の一つをご紹介します。当社も年間4,000~5,000機種の製品を生産する多種少量生産です。 QC工程表とは、一般的に工程管理上の重要な管理特性を明確に管理するために作成されるものです。製品ごとに全て一から作成すると、同じような内容のものがいっぱい出来てしまいます。 そこで、御社の製品を作るために「必要な工程」を全て「項目」として上げます。 例えば、ネジ締め、配線、XX加工、△△・・・のように、工程要素ごとに分類し管理項目や管理値を掲げます。 当社では、極力項目(内容)の共通化を図っても100以上の要素に分かれました。それを「共通QC工程表」として確立します。 ここでは、工程順序にはそんなにこだわる必要はありません。 次に、製品ごとに、「共通QC工程表」の中のどの工程をどのような順序で作業するかを示す「工程順序表」見たいなリストを作り、それを「個別QC工程表」として運用します。 もちろん、工程要素ごとに出来るだけ共通化して作った「共通QC工程表」なので管理値が異なる工程要素も存在します。 その場合は、その部分だけを「個別QC工程表」に明記すればよいのです。 もちろん、「共通QC工程表」との齟齬が無いようにはしないといけませんが・・・ 一例ということで・・・ このやり方で10年間QMSを運用していますが指摘されたことはありません。 C0さんがおっしゃるように「QC工程表の作成」そのものは要求事項ではありませんが、製品が複雑で、工程が多岐に渡る場合こそ「QC工程表」を作成することをお勧めします。 「QC工程表」作成・・・と考えないで、その工程が何を基準に管理されているのかを見直すためにも、全工程をレビューしてみるのも大切だと思います。 作業者が勘と経験で作業できるような製品を作っておられるのでなければ整理してみるのも必要かと思いますが・・・
お礼
詳細なアドバイスありがとうございます。 作成を行う上で1つの方法案として検討を してみます。 貴社も同じく多種少量生産との事で、貴重な情報をありがとう ございます。 COさんのアドバイスからも、作成後の管理がおろそかにならないよう な形にできればと思っております。 どうもありがとうございました。
お礼
回答の方ありがとうございます。 自分自身も感じている事なのですが、COさんのおっしゃる通り、 作成した事による少なからずのメリットはあったにしても、作成後のデメリットの方が多いと感じています。 色々なケースも踏まえ、検討していきます。 どうもありがとうございました。