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浸炭焼入れ焼戻し後の穴加工寸法について
- 浸炭焼入れ焼戻し後の穴加工寸法について図面で確認したところ、浸炭焼入れ焼戻し前の穴加工寸法はφ14.00 +0.05/+0.08であり、浸炭焼入れ焼戻し後の穴仕上り寸法はφ14.00 +0.02/+0.04となっています。
- これによると、浸炭焼入れ焼戻し前にはφ14.00 +0.05/+0.08の範囲内で加工し、浸炭焼入れ焼戻し後にはφ14.00 +0.02/+0.04の範囲内で加工することになります。
- ただし、浸炭焼入れ焼戻し後の公差の方が浸炭焼入れ焼戻し前の公差よりも小さくなっているため、浸炭焼入れ焼戻し後の加工は難しい可能性があります。
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一番重要なのは、最終的な仕上がりである、熱処理(浸炭・焼入れ焼戻し)後の寸法です. 今回の場合、熱処理した結果がφ14.00 +0.02/+0.04になる様に加工します. 熱処理で切削面の歪みが開放されますし、浸炭することで表面に炭化層が出来ますので、 一般的には処理後に内径が若干マイナスする傾向があると思います. とは言え、熱処理前の指定寸法公差に入れたからと言って、 必ずや熱処理後の指定寸法公差に入るとは限りません. 図面の提供元で熱処理を行う、その下請けで加工する場合には、 熱処理前の指定寸法公差にさえ入っていれば、熱処理後に寸法が外れたとしてもそれは免責されますが、 図面の提供を受け、熱処理まで実施した上で納める場合には、熱処理前の寸法が公差から外れてでも、 最終的に熱処理後の指定寸法公差に入れる必要があると思います. 熱処理でどれだけ“太る”かは、おそらく処理してみないと判らないだろうと思います. 図面に記入されているのは、たぶんに設計した際のその試作段階での統計的データから算出されたものです. 同じ業者が同じ様に処理すれば同じ様に上がると思いますが、 誰でも無条件に同じに処理できるとは限りません.
情報が足りません。 1.加工品の形状は 45年当時 SCM415→SCM21 殆ど丸材が主流です。 2.寸法交差以外に指示は無いですか 仕上が研磨なら▽▽▽の上にGとか 面粗さの 3S とか SCM415は機械部品に良く使われますよね。 MCのツーリングとかもこの材料が多いようです。 例えば、BT50 のプルスタッドの入るM24のタップ穴の場合 焼入れ前タップ加工でOH-6(オーバーサイズ)程度のタップを使っていました。 焼入れ時にタップ部 防炭処理しますが0.05~0.1mm程度の寸法変化を考慮しています。 当時の状況では、焼入れ後の加工は 研削仕上 が普通です。 角形状なら 治具研削盤 ですね。 発注先に問い合わすのが基本です。 古い図面を訂正しながら使う事は良くありますが、図面に訂正項目の記述があるはずです。 問合せが出来なければ、総合的に判断する事が必要かと。
お礼
mytec様 ご連絡有難うございます。 確かに情報が足りないと思います 図面上には、面の指示が記載されておらず また、図面の作成日が昭和40年で 訂正日付が 昭和45年と記載されています。 これもまた変な話ですが 発注先に問い合わせた所 この作成者は、既に居らず 図面に関して 解る人がいないので 図面通りの寸法に製作して頂ければOKですとの返答でした。 Mytecさん言う通り総合的に判断いたします。 貴重な情報有難うございました。 または、発注先に問い合わせた所
専門家でないから、ハッキリとした数値は??ですが、 多分、軽く研磨するくらいに、太るのではないのでしょうか? 詳細は、貴社と取り引きのある熱処理業者に、確認して下さい。
お礼
ご連絡 有難うございました。
浸炭焼入れ焼戻し 前、穴加工寸法φ14.00 +0.05/+0.08で加工し、 浸炭焼入れ焼戻し 後、穴仕上り寸法φ14.00 +0.02/+0.04に加工しなさいです。 (▽▽▽の研削加工で) 焼入れ太りを、考慮して、研削仕上げ代を最小限度にした図面です。 数量が多い加工の場合、敢えて設計で指示するケースがあります。
お礼
後の先、アフターユーさま ご連絡有難う御座いました。 誠に勝手ですが再度質問します。 浸炭焼入れ焼戻しの事ですが 焼入れ太りは そんなにするのでしょうか?
お礼
アオキ様 詳細な情報を有難う御座います。 熱処理でどれだけ太るかは、 こちらでも色々と調べておりましたが 処理業者からの返答は、同じ条件 同じ釜で処理したとしても 必ずしも、同じく仕上がるとは限らないとの事でした。 この辺が微妙な所なのでしょう。