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SUS304の残留マルテンサイト除去の最適な熱処理温度は?
- SUS304のスプリングを磁性部品の固定に使用する際には、熱処理による残留マルテンサイト除去が必要です。
- しかし、最適な熱処理温度がわからず困っています。
- 最適な熱処理温度とその選定方法について教えてください。
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えー? これは難しい・・というか無理っぽい。 磁性を抜くには回答1のとおり固溶体化処理ですが、 そうすると完全に鈍ってしまってバネとして役に立ちませんよね? といって低めの温度でやるとマルテンサイトがフェライトになるだけで 磁性は残る・・・多分、ちょうどいい温度というのは無い(^^; 使用条件が許せばリン青銅など、非鉄系のバネ材を検討したいとこですが。
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回答(2)さんと同じで無理だと思います。 板バネ?丸線ばね? 丸線でしたら、SUS304-WPBを使用されてると思いますので、SUS316-WPAに変更すれば非磁性になります。 下記URL、下から8行目あたりから、その記述があります。 板のSUS316のばね材は存在しないようなので、これといった代替候補がみつかりません。
お礼
ありがとうございました。SUS316等他の材料を検討してみます。
小生の勘違いかもしれませんが、 磁性のある鋼種は、 主要添加元素がクロム(Cr)のみのもの。記号では、SUS430のように、 4百番台の数字がつきます。冶金的には、フェライト系・マルテンサイト系の 2種類に分かれます。クロム系ステンレスという場合もあります。フェライト 系は、次に記すオーステナイト系のステンレスに比べて一般的に耐食性に劣り ますが、SUS材の中では安価なため、用途上問題なければコスト面で採用され ることが多いようです。もちろん、磁性の必要な用途の製品には、フェライト系 の材料を使うことになります。 磁性のない鋼種は、 主要添加元素がクロム(Cr)とニッケル(Ni)です。記号では、3百番台 の数字がつきます。オーステナイト系ステンレスと呼びます。ニッケルが入る 事で、耐食・耐熱性が向上します。価格は、上記フェライト系ステンレスより (当たり前ですが)高価です。ニッケル系ステンレスと呼ぶこともあります。 厳しい加工や溶接で素材が変質した部分は、磁性を少し帯びたり腐食しやすく なります。 SUS304は、熱処理でなく、加工硬化で弾性率を上げスプリング材にする?で、 磁性のない鋼種かな?<質問内容は、> では、磁性のある鋼種のSUS430やSUS440系を熱処理でスプリング材にして、 使用すれば良いのかな?<防錆性が落ちるので、駄目かな?>、 では、特殊なSUS系材は?
お礼
親切な回答ありがとうございました。
えー? これは難しい・・というか無理っぽい。 磁性を抜くには回答1のとおり固溶体化処理ですが、 そうすると完全に鈍ってしまってバネとして役に立ちませんよね? といって低めの温度でやるとマルテンサイトがフェライトになるだけで 磁性は残る・・・多分、ちょうどいい温度というのは無い(^^; 使用条件が許せばリン青銅など、非鉄系のバネ材を検討したいとこですが。
一度、オーステナイト化する必要があります。 1050℃に加熱し、急冷すると良いと思います。
お礼
オーステナイト化して磁性を抜くには固溶体化処理する必要がある ということですね。親切な回答ありがとうございました。
お礼
そうですか。非磁性のばねとして使用するのは難しいということですな。 他の材料を検討してみます。