- 締切済み
複合旋盤加工機についての疑問と解説
- 複合機加工機は5軸が主流であり、3軸や4軸も存在します。
- オークマの5軸旋盤では、Y・X・C・B・Zの変数を使用しています。
- 5軸旋盤では2軸は普通の旋盤の動きをし、その他の3軸の動きはイメージしにくいです。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
MULTUSではないですが、同じ軸構成の複合加工機(おそらくINTEGREX)、 下記Aiソリューションズの加工事例紹介の動画が参考になると思います。 http://www.ai-sols.co.jp/product/video_millturn_01.htm B軸インデックス(割出し)での加工です。 http://www.ai-sols.co.jp/product/video_millturn_02.htm B軸ロータリー(回転)での加工です。 貴社のMULTUSはこちらは不可と思います。
うちには10数年前に入れた、XZBの3軸複合旋盤があります。 B軸は主軸延長上のドリル専用ですね。 6角タレットに回転工具が3本まで搭載できるというものです。 プログラムに関しては各社の仕様によります、というか軸によります。 軸に関してXZの他はサブタレットや、サブスピンドル、工具や被削物の傾斜と何でもアリですよ。
四軸以下でも旋削複合機ですが、 四軸までは結構どこにでもあるんですよ. 軸構成がX-Z-YやX-Z-Cで三軸、 X-Z-Y-Cで四軸になります. 四軸までは旋盤にY軸やC軸付けただけで どうにかできてしまうんですね. 見た目も普通の旋盤と大して変わりません. なお、旋盤系工作機械においてY軸というのは、 旋削工具の心高方向の動きになります. X軸やZ軸、Y軸というのは直線軸と言いますが、 この直線軸以外というのは、基本的に旋回軸になります. 旋回軸というのはつまり、角度の制御です. 旋削複合機では、旋回軸として必ず一つ、 ワーク主軸をロータリーテーブルの様に使います. この回転角の制御軸を普通、C軸と言います. さらに五軸になると、今度は工具主軸の傾斜角を制御します. 工具主軸を傾斜させる事で、 任意角度の斜め穴(X、Z、Yのいずれの軸とも平行にならない穴)や、 斜め方向からの工具アプローチというのが可能になります. 複雑形状のワークでは、工具を傾けない限り 絶対に届かない場所というのが出て来るんです. この工具主軸の傾斜は、 ギルデのTWINみたく、タレットそのものをスイベルさせたり、 タレットが小さければワシノのMiみたく タレット旋回軸で首振りさせる様な変り種もありますが、 普通はマシニングの主軸を載せる事になります. こうした機械では一つのワークに対しても より多くの工具を使う事になるので、 タレットそのものを角度変化させても、 工具の本数が中途半端になりがちで、 かといって、タレットの面数を増やすにも限界があります. また、タレットの様な大きな物体を振り回すのも難しいもので、 マシニングの様に大量の工具を マガジンに用意しておく方が都合が良い事が多いのです. この工具主軸傾斜角の制御軸は、たいていはB軸となっています. かと言って、四軸以下でマシニングの主軸を載せても、 さほどうまみというのはありません. タレットの場合よりも一つのワークに対して 使える工具の数が増えるというだけです. ですから、ターニングマシニングセンタとか、 マシニングターニングセンタと呼ばれる、 マシニング主軸を持った旋削加工機は 基本的には五軸以上になっているのです. なお、マシニング系の五軸加工機では、工具主軸を傾斜させる代わりに、 ロータリーテーブルが傾斜するものもありますが、 旋盤の主軸というのは、かなり大きなモーターを伴うものが多いので、 この手法を採る事は少ないです. ロータリーテーブルを傾斜させるタイプの五軸加工機でも、 ロータリーテーブルをワーク主軸として働かせ、 旋削を可能にしているものもありますが、 旋盤の主軸に比べると能力的にはかなり劣っていますし、 対向する二つの主軸でワーク両端を把握して 加工する様な事もできません. ついでなので、マザックの インテグレックスi-150の紹介ページなんかも載せておきますね. http://www.mazak.jp/integrex_i-150/index.html
動画ですが、こんな感じですかね? どうだろ^^; ttp://www.youtube.com/watch?v=Rf66UlG17c8