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アルミ鋳物加工の円弧加工について
- アルミのAC-28Fの円弧加工での質問です。
- 側面(円弧加工φ93)をφ20の4枚刃ノンコートエンドミル(不等刃)で加工してみましたが、面粗度が良くありません。
- 回転2400で送りが2300です(三菱のカタログから)
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当社ではアルミの側面切削の場合、強ネジレのエンドミルを使っています。 コーティングはDLCだったかと。量産用です。
1.穴を加工する場合と軸を加工する場合は加工送りと実加工送りは異なってきます。穴の場合はφ93をφ20で削るつまり工具中心はφ73を走るわけです。その場合F2300で送ると実加工送りはF2930になります。 2.仕上げの送りはカプスハイト(加工理論面粗度)から計算するわけです。RZで1.6を出したいなら一刃送りは0.3程度ですからS2400X4X0.3X73/93=F2260となるわけでカタログ値は悪くないみたいですね。 3.理論面粗度どうりいかない場合は面粗度計で波の形を描いてみましょう。波の形が均等な波かどうか見ます。均等でない場合は、ビビリ、溶着、機械精度など別の原因が考えられます。 4.質問の内容からは仕上げ代、Z切り込み、切削油、刃物突き出し、ワークの状態など回転と送り以外の条件がわかりません。そのあたりも検証して! 5.後は実際加工して、音、切り粉、使用後刃物の状態、など注意してみたら! 6.最後に補足です。エンドミルの溝がポリッシュしたタイプを使うと、きれいな面が出ますよ!
三菱のカタログを見ましたが SEG4SAかな? 条件表はφ20.0でS2900F2400になってますね。 アルミ合金でですが・・・・。 私もアルミの合金ばかりでアルミ鋳物は加工経験が在りませんが、 概ね約50%下げた辺りが条件に近い様ですね。 どちらかと言うと隣に書いてある純銅の方が条件に近いようです。 合金と鋳物では条件が変りますので 他のエンドミルの条件表と比較しながら行くと大体の割合が掴めます。 あと不等リードを使用されると言う事はビビリが派生されているのはないでしょうか? 深さ、側面共に仕上げの切込みを変更するだけでも効果はあります。 いや、逆ですね。 普通はビビリを抑制したい時に選ぶのでそう思ったのです。 ちなみにコールセンターでも材質毎で大体の数値は教えてくれますよ。 私も最初の頃はお世話になりました。 なかなか加工品とは合致してはくれませんが ひとつの目安にはなります。 鋳物と合金は似て非なるものです。 アルミと言っても1000~7000番台の合金に加え調質、更に鋳物と多種が存在します。 1000と7000なんて別物に近いですし。 その辺りはやはり積み重ねたデータや調べたデータ、経験でしょう。 最適な条件が出る頃には仕事が終わっていたり・・・。 色々な経験が自分を育て上げてくれます。 頑張って下さいね。 私の印象ですが、刃物の突き出し、もしくは刃長の長い加工をしていませんか? 20ミリならそれなりに剛性はありますが 側面切削でもZ側で例えば50ミリを越えてかければ倒れやビビリが起きたりします。 仕上げ代が2ミリを越えても同じです。 機械の剛性やホルダの剛性も影響します。 私ならZ側は10ミリずつ、仕上げ代は1mm以下で仕上げを行います。 (手組みで面倒でも量産品ならしますね) その方が加工条件も上げられる事が多いので。 やりたての頃は一発で仕上げも何もしなかったのですが 今はCAD/CAMで楽していますね。
お礼
ありがとうございます! やはり不等リードはビビリが出やすいのでしょうか。 面ソ度がきれいになると聞いていたのですが。。 他の工具と条件を見比べて見ます!
お礼
ありがとうございます!大変参考になります。 当方初心者なので教えて下さい。 1.カプスハイトRZで1.6を出したいなら1刃送りが0.3というのは何か計算方法があるのでしょうか。 2.エンドミルの溝でポリッシュというのはどんな物なのでしょうか。