- 締切済み
振れ精度
タイトル通りなのですが、ツールと刃物をつけた状態での振れというのは、いったいどれぐらいが標準的なのでしょうか? 現在、maza○のネクサス510cを使っているのですが、2回ほどぶつけた(主軸ではなく刃物の折損)ことがあり、その精度が大変気になっています。 自分なりに以下のツールでテストインジケータで測ってみました。 1.Bのベビーチャック、nbs-13-75(主軸先端からツーリング先端まで75ミリ) 2.Nのミーリングチャック、c32-105(主軸先端からツーリング先端まで105ミリ) 3.Nのミーリングチャック、c25-70(主軸先端からツーリング先端まで70ミリ) で、1,2,3ともにツーリング先端から80ミリ位置のシャンク部をテストインジケーターで測ってみました。 結果は、1が0.005以内、2、3は0.03振れていました。ちなみに3のツールは新品です。 これはやはり主軸の精度が大分悪くなっているということでしょうか?それともミーリングチャックは剛性重視で、精度はこんなもんなんでしょうか? ちなみに、レニショーのタッチセンサで固定しているバイスの壁(設置精度はテストインジケータで0.01以内を出しています)の位置を図ると、図る時間に寄って0.04ほど数字が上下します。 短時間内で何度もタッチセンサをATCして図ると数値の変化はなく、朝と晩で違うと言う感じなので、これは温度の差(工場内はとても寒いです)なのかな?と楽観視しているのですが・・・。 暇なときにでもご意見よろしくお願いします。 また、振れ精度が高いツールがあれば、そのお勧めを併せて教えて頂けたら幸いです。 すいません、お礼書かないといけなかったのですが、諸事情でこんな遅くなってしまいました。 失礼しました。いまさらながらですが、書かせて頂きます。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
こんばんは。 1はコレットタイプ、2.3はストレートタイプですね。 私が今まで使用していた感じですが、ストレートタイプは コレットタイプに比べ振れており、やはり0.03mmくらい振れました。 ですから、ストレートタイプは粗加工用、コレットタイプは 仕上げ用と使い分けています。 このくらいの振れなら全然問題ないと思いますが、 あまり気になるようでしたら(2)さんがおっしゃっているように 納入時の検査成績表に沿って検査されたらよいと思います。 私もタッチセンサの数値変化は、温度変化のためだと考えています。 空調のない場所に設置してある機械(切削油クーラ・スケールフィードバック付き)で 朝晩でY軸の位置が0.07mmほど変化したことがありました。 ピッチが±0.005などの穴加工は一気に仕上げるようにしています。 数種類で多数の穴仕上げ(ボーリング)加工の場合、位置ずれが気になったので 何回も加工した穴で芯を出し直して加工をしました。 アルミなどの熱膨張率が大きいものは15℃で加工したら 350.000mmピッチで0.04mmも短くなっていました。(20℃にて寸法を計測) 空調していなくて温度変化の激しいところでは高精度な加工は 非常に難しいですね。 あらかじめ被削材で温度変化によるデータ収集しておくなどをすれば 出来ないことはないですが…。 お互い頑張りましょう!
ミーリングチャックでなく一体物のテストバーを使いましょう JISでも決められています 主軸にテストバーを付けて振れの許容値が 口元で0.008mm 300の位置で0.020mmです 機械メーカ基準はJISを上回るようになってます JIS B6336 横MC JIS B6338 立てMC
初めまして。 始めに工作機械購入時にメーカーが測定した「精度検査成績書」通りの測定をお勧めします。 メーカー許容値の記載もあると思いますのでそれで判断してはいかかでしょうか。その範囲内であれば特に問題は無いと思いますし、それの範囲内で不満な場合はメーカーも動かないと思います。 工具の振れは0.02mm以内でセットしています。それ以上の振れ精度を求めると段取り時間が掛かるのと、加工・寸法・工具寿命に大差無い様に思います。ツールアーバーは○研○作所のベアリング付きGSKシリーズをお勧めします。当社では高い評価をしています。 機械の温度変化は傾向をつかんで寸法を外さないようにもって行ければOKと思います。あとはマクロを利用してベット上のタッチポイントにワーク毎に振れ(G31?)、ズレ量を原点移動量に置き換えて補正をかける方法です。参考程度ですみません。
ぶつけた方向はZ軸方向の場合、案外主軸は剛性がありますから問題ない場合が多いと思います。工具破損程度では主軸の破損はあまり心配しないでも良いと思います。 X-Y方向でぶつけると主軸の振れや振り回し等の静的精度に変化が出る場合がありますが「ドかーん。」とぶつけた場合です。 工具の取り付けた状態でのはかり方からすると、機械の問題よりも工具の取り付け方に問題があると思います。振れを見ながらチャックを閉めることを工夫してはいかがですか。 主軸のタイプが分かりませんが、1/1000のピックテスターを主軸テーパ内面に当て、手で主軸を回しテーパの振れを見ます。基本的には2,3ミクロン以内の筈。これが0.01程度有れば、その主軸はダメージがあると考える方が良いと思います。 主軸の端面と側面を同様に計測しその振れが0.005mm以内とすれば、主軸に問題はないと思います。 主軸を回転させた場合、主軸は内部で発熱し、有る程度の長さが変化します。 金型加工では、特に仕上げ加工前には、メーカに指定されている時間以上に加工回転で主軸を回転させ、十分に伸びた状態で、短時間止めて接触式工具長測定器や、回転させたまま非接触式レーザ工具長測定器で長さ測定後、加工にかかるのが普通だと思います。 機械は鉄で出来ているのですから、熱変位は当然ありますから、機械に熱変位補正機能がなければ、その傾向(何度変化でどのくらい変化するか)を考慮して加工すべきではないでしょうか。 私が文章を読む限り、機械に問題はないように考えます。
お礼
お返事遅れて申し訳ありません。丁寧な回答ありがとうございます。 他社の方に聞いてみたら、heyjooさんと同様に「縦方向ならそんなに問題ないと思うよ。」といわれ安心しました。 工具の取り付け方、あまり気にしたことはありませんでした。とりあえずテーパーのところをよく掃除してみました。 >振れを見ながらチャックを閉めることを工夫してはいかがですか チャックはただ強く締め付ければいいというものではない、というこですかね? いろいろ工夫してみたいと思います。 >主軸を回転させた場合、主軸は内部で発熱し、有る程度の長さが変化します。 これも初めて知りました。金型屋さんというのはとても緻密な加工をされているのですね。勉強になりました。 いろいろと興味深いお話をどうもありがとうございます。
お礼
お礼遅くなりました。失礼しました。 質問させていただいてからいろいろ自分なりに調べましたところ、同業のみなさんも大体必要な時のみ振れを計測してらっしゃるということが分かりました。 やはりリーマ(特に長尺)のときはシビア(O.O5以内とか)になるよう見てらっしゃるようですね。 わたしも最近はそうするようにしています。リーマ以外の時、特に突き出しが極端に長いとかいう時でない限りは装着してそのままです。いちいち振れ見てたら仕事になりませんよね(w >ツールアーバーは○研○作所のベアリング付きGSKシリーズ ありがとうございます。また近々「仕上げ用ツール」の購入というものを検討しておりますので、参考にさせて頂きます。一応他の候補としてはBI○(今も使っていて特に不満ありません)、MS○(同業の方に薦められましたでも高いらしいですね)などを考えています。 MCが一台しかないので、仕上げ用ツールを用意し普段よく使うリーマは(6,8,10など)は付けっぱなしで置いておくほうが能率いいです。 >機械の温度変化は傾向をつかんで寸法を外さないようにもって行ければOKと思います。あとはマクロを利用してベット上のタッチポイントにワーク毎に振れ(G31?)、ズレ量を原点移動量に置き換えて補正をかける方法です すごいですね。なんか機械の癖(?)を知り尽くして、本当に上手に付き合っている感じがします。僕もこれからはもっと自分のMCを知ってあげていろいろ工夫していこうと思います。 参考になりました。ありがとうございます。