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ガスベントの設定寸法について
- 金型メンテナンスを行っている自動車部品製造業において、インサート樹脂成形で製品のふくらみが発生しています。ガスベントの設定について教えてください。
- 製品のふくらみが発生している原因として、ガスベントの設定が関与している可能性があります。ガスベントの設定寸法について詳しく教えてください。
- インサート樹脂成形において、製品のふくらみが発生しています。ガスベントの設定寸法について、製品の樹脂量に対して何箇所、幅、深さなどが適切なのか教えてください。
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こんにちは、芯金の材質が分らないので詳しくは断定できませんが そもそもナイロン自体の射出後の硬化時間が他のエンプラと比較し ても遅いという性質があります。 可塑化ノズルからパージして見ても分るように除湿乾燥した樹脂で も溶融樹脂は内部の気泡が膨らみバブル状になります。 この状態での射出された樹脂はコア内に小さな気泡を内部に含んだ まま流し込み完全に溶融樹脂が硬化しない状態で突き出しを行うと パージと同じようにバブルが発生することもあります。 さて、ここで問題になるのが芯金の存在です。芯金が無い状態なら 樹脂単体の冷却時間で硬化するのですが、樹脂とは全く異なる金属 が接合された状態で空気中に突き出されても元々冷却硬化の遅いナ イロンに加え尚更冷めにくい金属が接合されている状況では完全に 硬化されない状態で突き出されて気泡の膨張が発生している可能性 が予測されます。 対策として、ホッパー側の完全な除湿予備乾燥の見直しと成形工程 において完全に芯金が冷めるまで冷却時間を延長してみる。などを ガスベント対策の他に行ってみてください。 詳しい状況が分らないので参考までです。
あまり回答にはならないかもしれませんが、参考程度に聞いてください。 こちらも数年前にPBTでしたが(フクレ<気泡>)を経験いたしました。 ガスベントの設定としては詳細は覚えていないですが、深さは0.05程度とかだったと思います。幅とか箇所は製品によって異なるので一概に言えないと思います。 ただ設定するにも事前調査が重要になります。 先ずは 1.エアーを巻き込んでいるのかどうか? (輪切りにすれば分かると思います) 2.樹脂の計量を減らしてショートショット品を作ります。 樹脂の流れ具合を確認致します。 そうですね以上がわかればエアベントを何処に設定すればいいかの目安は 付くと思います。 また、思い切って成形条件を変えてみるのも手です。 射出圧力、射出速度、各々の切り替え位置や、しいては樹脂の温度等 こちらは、成形条件を極端に変える事により解消できました。 (補足:#1型と#2型があったのですが成形条件を同じにしても何故か #2型のみ発生している状況でした) エアーベントの追加で解決できた物もありますが、条件でも防げます。 エアーベントはやたら多かったり、大きかったりすると後々バリの元に なりますので注意を。 余談ですが樹脂の乾燥とかは十分に出来てますよね? サイトは知りませんが、購入先の樹脂屋(メーカー:東レとか旭化成とか)聞けば 成形のプロが居たりしますんで勉強になると思いますよ。 成形機メーカーの方も詳しいですよ。(日精とか東芝とか)
お礼
参考になる回答ありがとうございます。 「フクレ」の要因はいろいろあるんですね。 またなにか有りましたらお願いいたします。
お礼
詳しい回答ありがとうございます。 大変参考になりました。 芯金はSP252-540P(高張力鋼板)t2.6、幅12ぐらいの物に モールドしております。 条件設定、ホッパーでの乾燥などいろいろ実験を行っております。 また何かありましたらお願いいたします。( `・ω・´)ノ ヨロシクー