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金型と治具の具体的な区別
- 金型と治具の具体的な区別について考えています。私個人の考えでは、金型はプレス機械にセットして部品を作るものであり、治具は組立設備にセットして部品や製品を作るものと考えています。しかし最近は金型も治具もひとまとめにして「治具」として扱われることが多くなっています。
- たとえば得意先の調査依頼などでは「設備、治具の管理はどうなってますか」と聞かれることがありますが、「金型の管理はどうなってますか」とは聞かれないことが多いです。製品(部品)を作る物という観点から考えると、金型も治具も同じものと言えますが、金型従事者としてはなんとなく違和感を感じます。
- 最近の傾向としては金型と治具を一緒に扱うことが増えているようですが、それは新しい考え方なのか、昔からのものなのかはっきりとはわかりません。金型と治具の具体的な区別については、業界や企業によって異なる場合もあるかもしれませんので、適切な管理や使い分けが求められると思います。
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「金型」は製品の形を作る機能で、プレス金型のほかに、プラスチック、鍛造、鋳造、粉末成型・・・広い分野で使われています。社団法人金型工業会という団体もあります。 「治具」は製品の位置を決める機能で、溶接、切削、研削、などの分野で使わせています。治具工業会はありません。生産額も金型には大きく及びません。 ただし、金型を作る工場に切削などの治具は有っても、道具としての金型はありません。だから工場の管理対象は「設備」「治具」です。
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皆様、回答ありがとうございます。 ちょっとバタバタして御礼が遅れました。 まとめてこういう形でお礼を書き込みいたしますがお許しください。 各社の考えなどいろいろ有り参考になりました。 やはり大分類としては設備、治具(治工具)に金型は含まれるみたいですね。 物を作る道具としてみれば治具も金型も同列って事なんでしょね。 ちなみに当社も金型担当は治工具係です。(笑) また何かありましたら宜しくお願いいたします。
参考までに。うちでは金型の管理は結構うるさかったりします。。 金型・治工具・治具の3種類に分けてます。 金型:製品の成形するもの(製品の核となる部分) 治工具:製品に加工を加えるもの(測定器等も含める) 治具:製品を収納したりするもの(位置決め等に使う補助工具を含む) 流れ的には 金型で製品を成形し、治工具を使い加工・測定し、治具に収納する。 (辞書では治工具は治具等の総称になっていますが。。。) 基本的に金型と治工具の管理をしています。 なぜ分けるか。 上で書いているように金型は製品の核となる部分なのでしっかり寸法管理する。 治工具は金型で作った製品を測定したりするものなので、しっかり公正された物でなくてはならない。 以上の点で分けてあったりします。 両方とも加工する事に違いはありませんが。。 会社毎に呼称は違うと思いますけど、ISO上の要求ではどうなのでしょう?。。詳しい方よろしくw
>最近の傾向は金型と治具は一緒と考えたほうがいいのでしょうか。 回答したみなさんどういう場合なのか考えがそれぞれですね。 場合を示した方が回答しやすいと思います。
弊社取引先では、治具と金型は別分類です。理由の一つとしては、金額だと思います。金型は高価な場合が多く、資産扱いになるため、治具とは別区分になってます。ただ確かに金型の管理を問われることはあまり無いです。 ですが通常 金型は客先が金額を支払いそれを支給されて使う形で、治具は自腹でつくる場合が多く、この二つはそういった意味でも区分けしていないとまずいのではと思います。
確かに製造の為の道具ですから冶具には違い無いですけど、やっぱり別ものでしょう。 っていうか金型自体が社会的認知度が低いからな~ うちの一番の取引先だった工場では金型扱うのは冶工具課でした。 プレスのかなり大手でもそうですから。 通産省の工業統計調査でも業種に金型は無いでしょう。確か。
昔から「設備、治工具、刃具」として全てを表現してます。 金型は製品に直接力を加え作るもので、治具は位置を決めるものという感じだと思ってます。 どちらも製品精度に影響するものなんで、管理が同一視すべきでしょうね。 >最近は金型も治具もひとまとめにして は、別けて表現すべきでしょう。