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ブレーカーとサーマルリレーを使った電気回路の正しい順序と因果関係について
- 電気初心者の方がモーターのオンオフ駆動をするための回路順序について質問されています。
- 電磁開閉器にはサーマルリレーがついており、過電流が流れるとバイメタルが作動して遮断される仕組みです。
- ブレーカーやサーマルリレー、インバータを使う際には回路内の順序や必要な電気部品に注意が必要です。
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?「200V→ブレーカー→電磁開閉器→モーターという順序 」は正しいです。 ?「サーマルリレーがついていて過電流が流れるとバイメタルが作動して遮断される」 とご理解とのことですが、正確にはバイメタルが湾曲し、 小型の内部の「スイッチ」を機械的に押します。それによって、過電流を スイッチにより信号として取り出せます。 バイメタルでモータに流れている電流を直接遮断してはいません。 信号により、電磁接触器のコイルの励磁を切って、モータへの電流を 接触器をOFFすることで電流を切ります。 ここでいう過電流とは電動機の定格電流の数倍程度の電流です。 ?「先にブレーカーが作動するのではないでしょうか?」については、 モータの定格電流の数倍程度の過電流では、ブレーカは数秒から数分は トリップしません。そのような特性になっています。ブレーカは 電動機の起動時の突入電流ではトリップしないようになっているため、 数倍程度の過電流でも、やはり素早くは遮断しません。 ブレーカは本来、短絡電流(数千A)から電路(電線)を守るために 設置するもので、モータを過電流から保護するためには働きません。 それは電磁開閉器が負担します。 サーマルはそのために定格電流の120%程度から動作するような特性を もっております。ブレーカは電路を短絡事故から守り、 電磁開閉器(接触器+サーマル)は電動機を過負荷から守ります。 短絡電流も「過電流」の一種でしょうが、ここでは過電流は電動機の 過負荷による、定格電流の数倍程度の電流を意味します。 短絡電流は数千Aの短絡時に流れる電流を意味します。 ブレーカと電磁開閉器は別々の特性で、各々電路と負荷(電動機)を 分担して守ります。
↓のサイトを熟読して下さい 盤屋さんの技術講座 http://www9.plala.or.jp/c-hokuto/page21.html >過電流がながれたら先にブレーカーが作動するのではないでしょうか? >ブレーカーとサーマルリレーの因果関係がよくわかりません。 http://www9.plala.or.jp/c-hokuto/page20.html 94.電動機回路の配線 例 5.5kwモータ 定格電流26A IV5.5sq NFB 50A サーマルはモータ定格電流と同じにしますので26Aです モータが110%の過負荷の場合サーマルはトリップしません ↓のメーカカタログのサーマルの動作特性曲線図をよく見て下さい 120%以上の過負荷が長時間継続してサーマルはトリップします 万が一電線がショートした場合はサーマルでは保護できませんので その時はブレーカがトリップします 制御機器メーカ各社 http://wwwf2.mitsubishielectric.co.jp/fair/eln/eln_top.htm http://www.mitsubishielectric.co.jp/haisei/index.htm http://www.fujielectric.co.jp/fcs/jpn/f/f_pro_a.html http://www.toshiba-tips.co.jp/common/htm/syouhin.htm http://www.hitachi-ies.co.jp/products/hdn/index.htm
お礼
ありがとうございます! 技術講座もよんで勉強します!
お礼
非常にご丁寧でわかりやすいご回答ありがとうございます! よく理解できました!