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焼入 ワイヤーカットで金型製作に困っています
- SKD11焼入 t20のプレートをワイヤーカット加工したいのですが、加工開始後すぐに断線してしまいます。
- スタート穴をヤスリで磨いたり、酸洗したりしましたが、切り始めてくれません。
- 今回始めてのケースで困っています。どうか助けてください。
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これだけの情報では詳細が分かりませんが、浸漬加工ということを前提で話をさせてもらいます。 恐らく熱処理の問題だと思います。SKD11を空気焼入れをした場合、表面に酸化皮膜を生成します。また、真空度の甘い真空焼入れをした場合は脱炭層が出来ます。これらは共に電気を通しにくいので、電圧がかかったワイヤーが近づくと電気の流れやすところがあればそのごく一部に集中して放電します。結果、電流密度が上がるためワイヤーが断線します。それを防止するには真空度の良好な真空焼入れを行なうことが必要なのですが、すでに熱処理を行なってしまっているのであれば、膜を除去するしか方法がありません。ウチでは穴径がある程度あればブラスト、細穴はダイヤモンドヤスリでワイヤーがアプローチする方向のみ膜を削っています。 ちなみに上下面は熱処理後、研磨されていますよね?
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(初心者)の文字が目に入りましたので、基本的な部分でチェックして欲しい項目を書きますね。 ・下部ノズルの中にワイヤーや材料カスが入ってませんかね? ・加工条件と加工液の流量が適正かどうか? ・切り始めの加工助走条件と助走距離は適正でしょうか? ・ワイヤーをスタート穴に結線した時、接触していませんか? (ワイヤーと材料のスタート穴の垂直をチェック) ・スタート穴を一度、2nd~3rdカットでなめてから、再加工してもダメでしょうか?(φ2のスタート穴だったら、φ2.2~φ2.5ぐらいでなめてみるとか) ・給電ダイス、給電コマの磨耗チェック とりあえず、これぐらいかな。 そうですかぁ。。 あとは、面倒だけど、スタート穴をワイヤーではなく、穴径より少し大きめの電極を使って放電で一度さらってみると良いかもしれませんねぇ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ご指摘いただいた箇所は特に問題なかったです。 「スタート穴を2~3カットでなめてみる」ですが、コアレス加工で穴を広げようとしたのですが、やはり断線してしまいます。 やはり穴の側面に問題あるのでしょか。。。 もと磨いてみます。。。
ご苦労様です。。。。 加工液の状態は外見で判るから ・給電コマの損耗 ・影響のない方向でMDIでテストしてみる ぐらいでしょうか?
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 別のSKD焼入プレートでは加工できるので、加工条件では無く、 プレートそのものに問題があるようなんです。 ありがとうございました。
お礼
詳しいご説明ありがとうございます。 やはり穴を綺麗に磨くことが解決策のようですね。 再度磨いて挑戦してみます。 加工前に上下面を研磨しています。 ありがとうございました。