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金型温度を上げる際に注意すべき点は?

ナイロンを成形する事を前提に製作した金型で、ETFEを成形することになってしまいました。ナイロン成形時の金型温度は50℃前後だとおもいますが、ETFEは150℃程度と資料にあります。現在は金型温度を80℃程度で成形TRYしていますが、上手く樹脂が流れず樹脂温度を上げたり、射出圧を上げたりしていますが変形等の弊害が発生しています。 金型温度を少しずつ上げていこうと考えていますが、その際注意すべき点等アドバイスお願いします。又、高温の設定に耐えうる金型に改造することは可能なのでしょうか?

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noname#230359
noname#230359
回答No.1

温調方法がわかりませんが、オイルや水での温調の場合はホースやジョイント部の耐熱性の有無が重要と思います。 60℃、120℃あたりを境に限度があると思いますので注意が必要です。 先ずは安全第一。 金型は固定と可動に温度差が生じぬよう温調を工夫することとグリスを高耐熱性のものに変更する必要があります。 特にプラテンとの断熱は重要です。 (金型温度が上りずらいだけでなく、可動プラテンを通じ油圧オイルの温度まで昇温させてしまい、押し出しシリンダーのパッキン等を痛める原因になります。) また、EJピン等のスライド部のクリアランスは使用されている材料の膨張係数で見直す必要があるかもしれません。 硬度もあまいと、容易にカジリもでます。 ささっと思いつくことを記しましたが、まだまだあるかも。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございます。大変参考になりました、上記の点に注意してTRYしてみます。

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noname#230359
noname#230359
回答No.3

ETFEを使うこと自体めずらしいと思いますが、 それを射出成形するとはさらにめずらしいケースと思います。 私も素人でETFEを成形したこともないのですが、素人だからこそなのかほんのチョッと検討したことがあります。早々に断念したのであまり参考になりませんが。。。 型屋さんの話では「特殊な設備と方法が必要らしい」とのことです。型屋もやったことがないので詳しくはわかりません。 以前PETの射出グレードをトライしたことがありますが、全然ものになりませんでした、途中で分かったのですがPETの場合は「チラーユニット」という特殊な設備が必要でした。 何せフッ素樹脂で最高の耐熱性のものですから、溶融粘度もあり流れにくいとも聞いています。 注意点ですが、フッ素樹脂は樹脂温度を上げすぎると有毒ガスが発生するとのことです、毒性の高いものも発生するらしいので何度までOKなのかを 絶対にメーカーに確認してください。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございます。 チラーは準備して先日TRYしましたが、十分金型温度を上げることが出来ませんでした。 やはり高温成形の金型設計になっていないため、ガイドブッシュやエジェクターのクリアランスを見直す必要がありそうです。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

金型屋の立場から一言いいます。 金型製作時に金型温度の設定を考慮した合わせを 行わないとかじります。修正方法は、バリがでる限界まで 押し切りを甘くする方法をおすすめします。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございます。 先日、業者を訪問した際に金型温度UPに対応した型改造の打ち合わせを おこないました。

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