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油圧シリンダの動作異常 - 不具合の原因と対策
- 全自動中に突然油圧シリンダが動作しなくなった際、電磁弁のサージランプが点灯しているにもかかわらず動作しないという問題が発生しました。バルブを手動で操作しても動かず、ヘッド側のフロコンもスピード絞り状態になっています。
- 油圧シリンダの復旧方法として、油圧配管を緩めて少し油を漏らす手順を試しましたが、初期動作時にはエアを噛み込むような動きがありましたが、その後は全く動かなくなりました。さらにエア抜きを試みましたが、効果がありませんでした。
- また、シリンダにはヘッド側とロッド側で約60℃の温度差が生じていることも報告されています。皆さんのご意見やご見解をいただければ幸いです。
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一般的に油圧作動油(鉱物油)の使用温度は、40~50℃くらいが適正です。 温度差が60℃というからには、ポンプからの温度が非常に高いのでは? 作動油の温度が60℃を超えると油の劣化が2次曲線的に進みます。 全酸化値等が大きくなり、コンタミの発生により、スープールの 固着現象が発生したりします。 油圧作動油は以外と放置されやすいのですが、NAS等級のうんぬんに よってバルブ等の寿命が大きく左右されます。 また、タンク容量が小さいと、油の休息時間も短くなりよくありません。 これを期に、見直しをかけてみてはいかがでしょう >電磁弁のサージランプがついているのに動作しなかった とありますが、ランプ表示がついているときに、スプールのところを 5mmぐらいの丸棒をつっこんで実際にスプールがメカ的に 切り替わっているかどうかを確認しましょう。 切り替わっていなければ、やはりバルブの問題であるし 切り替わっているのに動かないのであれば、シリンダやフロコンに問題が あるかもしれません。 フロコンで絞って流量制御された結果温度上昇が激しいのであれば、 ポンプラインの油圧回路、使用機器にも問題があるような気がします。 いずれにせよ、油圧のトラブルはあやしいところからひとつずつ潰して いくのがセオリーだと思います。 参考まで・・・
>>またシリンダには、ヘッド側とロッド側で温度差が生じておりその差約60℃です。 温度差をなくせないですか? 又、始業時とか比較的温度差のすくなさそうな場合の挙動はいかがでしょうか
電磁弁のバルブの固着。コンタミによるのではないか?(第1感) 電磁弁のメーカーの誤組みの可能性。 戻り系(タンク系)にサージ発生によりバルブ破損。(共振) もっと詳しい情報がないと判断できない。