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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ダイキャスト金型用鋼の調質後の加工と寸法変化につ…)

ダイキャスト金型用鋼の調質後の加工と寸法変化について

このQ&Aのポイント
  • ダイキャスト金型用鋼(DAC55)を加工しています。調質後の加工についての危険性や材料の変形や寸法変化について心配しています。
  • 調質後の材料が加工中に反りや変形しないか、また加工後にリテンパーによって寸法変化しないかが心配です。でも調質済みの材料を一気に加工したいと考えています。
  • 質量が大きい調質済みの材料なので、加工中の変形は少ないと思われますが、リテンパーによる寸法変化・変形の心配があります。加工時間を短縮するため一気に加工したいと考えています。

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.1

熱処理による内部応力がくり返し高温焼もどしによって十分軽減されるので、重切削加工を避ければ、寸法変化の問題は生じないと推測されます。ただし、より重要な問題として、金型寿命の低下が予測されます。すなわち、ダイカスト金型に求められる最も重要な特性として、耐ヒートチェック性があげられますが、この特性は金型材の靱性が関係し、焼き入れ冷却速度が遅くなるに従って劣化します。大きなブロック形状の金型材を焼入れ焼もどし処理した場合、当然内部の冷却速度は遅れるので、耐ヒートチェック性は劣化し金型寿命低下の要因になります。金型用鋼 DAC55は、高性能型材であり、より過酷な条件に適用されることが予測されますので要注意です。なお、日立金属や大同特殊鋼関連の熱処理企業では、ダイカスト金型の性能改善を狙った熱処理方法が特許化されておりますが、いずれも型材の高靱性化-->耐ヒートチェック性の向上を図る目的で焼き入れ時の冷却スピードの高速化が折り込まれております。いずれにしても、金型製作の重大な工程変更なので、材料メーカー(日立金属)-ダイカストメーカーとの協同による検討が望ましいと思います。以上。

noname#230358
質問者

お礼

詳しいご返事ありがとうございました。 わたしには気づかなかった重要なことを教えていただき感謝しております。 内部に行くほど耐ヒートチェック性が悪くなるということですね。 はたしてどれくらい悪くなるのか?うーん。見当もつかない。 材料メーカーとも相談してみます。 私などはつい切削加工のことばかり気にして最終的は製品としての金型の性能まであまり考えておりませんでした。 これを期にさらに研究をしてみます。

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