プラスチック射出成形と金属粉末射出成形法（ＭＩＭ…

質問

プラスチック射出成形と金属粉末射出成形法（ＭＩＭ）の違いについて

プラスチック射出成形と金属粉末射出成形法（ＭＩＭ）の違いについて教えてください。

よろしくお願いします。

回答No.2

noname#230359

成形するとき，プラスチック射出成形は融かした液体を打ちますが，MIMは粉末を打ちます。粉末だけでは流動性が悪いし，成形後ボロボロなのでバインダーを混ぜます。
バインダーは脱脂工程で除去されるので，成形時の大きさよりも最終製品（脱脂→焼結→加工時）の大きさは小さくなります。

当然MIMの方がバインダーを混ぜる工程と除去する工程，焼結工程が増えるのでコスト高ですが，上記縮小コピーのような形になるので極細穴などの微小形状にできる特徴があります。また金属なのでヒケが少ないです。
形状によっては焼結時に歪みが発生することもあるのでケア必要です。

型は当然縮小分を見込んだサイズで，基本的には構造・価格共にプラ射出成形の型と同じだそうです。僕が見学に行ったメーカーは，プラ射出成形の型でMIM成形したことがあるそうですが小さくなった製品が結構きれいにできるなんて言ってました。
MIM業界はそんなに広くないそうなので，メーカーも数社に限られるようですが。

お礼

回答ありがとうございました。

初心者にもわかりやすい回答で、プラスチック射出成形とMIMとの違いがよくわかりました。

回答No.1

noname#230359

プラスチック射出成形との違いは、プロセス・材料です。MIMは金属粉末とバインダーと呼ばれる粘結剤の混合物を原料として、型内に充填し精密な金属部品を成形します。
成形した部品は、脱脂工程で成形体からバインダーを取り除き、焼結工程で粉末を焼結させて、金属成形品を完成させます。
ステンレス鋼を中心とした鉄系合金鋼、タングステン合金、ニッケル合金、チタン合金などで複雑形状の金属部品を製作する事が可能です。

お礼

回答ありがとうございました。

MIMとプラスチック射出成形との違い、MIMの加工工程がよく理解できました。