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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:チバ・テクノさんのSHワイヤー)

チバ・テクノSHワイヤーの評判とコーティングワイヤーとの比較

このQ&Aのポイント
  • チバ・テクノのSHワイヤーは加工速度が早く、価格も安いと評判です。
  • 実際に使用し比べた方々の感想を聞くと、SHワイヤーはコーティングワイヤーよりも優れているという意見が多いです。
  • SHワイヤーの良い点は加工速度の向上と低価格であり、悪い点は特に報告されていません。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#230359
noname#230359
回答No.1

このワイヤは、亜鉛の比率を高めたワイヤです。通常、黄銅線の成分としては銅/亜鉛の比率が65/35もしくは60/40が使用されているのですが、このSHワイヤは57/43レベルまで亜鉛比率を高めたワイヤとなっています。材料メ-カ-であるサンエツ金属(高岡市)が特許を取得し、チバテクノさんに材料供給しています。確かに亜鉛比率が高いワイヤは加工速度の向上が見込めますが、高温時の引張強度が低くなるため(亜鉛比率が高めたため)断線頻度も増加してしまいます。また、加工速度が速いと言うことはワイヤの消耗量も増えるため、加工物上下形状の誤差やオフセットの変更が必要となり、オペレ-タ-としては大変です。薄板の加工(t=50.0mm以下)であれば、オフセットの変更で使用は可能と思いますが、実用的にはなかなか難しいと思います。また、亜鉛比率を増加すると言う特許は、住友電工さんや日立電線さんが基本特許を有しているので、サンエツ金属さんの今後の動きが注目されます。 既に住友電工さんではSGワイヤ、日立電線さんはBZ-Bワイヤを製品化しています。当方もテストカットをしてみたのですが、やっぱり加工物上下で形状誤差が発生(下方側が大きい!)し、また板厚t=70.0mmのNAK材とSKD-11鋼で一般汎用品より断線が30%ほど多かったです。特に段差加工は致命的に断線が増加しました。また、亜鉛量が多いためか線グセが多く自動結線も70%程度でした。一番困るのは、加工の都度、テストカットしてから形状誤差分をオフセットに反映せねばならず、これでは仕事になりません。当方では試しに使用してみましたがこれらの結果より実用不可と判断しました。

noname#230358
質問者

お礼

大変詳しく回答いただき、有難うございます。 なるほど、やはり安価だとそれなりのデメリットなどがあるんですね。 いろいろ調べていくうちに、様々な種類のワイヤー線があって、かなり迷ってしまいます…。 なかなか使いやすいワイヤーって見つからないですねぇ。 大変参考になりました。有難うございました。

その他の回答 (1)

noname#230359
noname#230359
回答No.2

亜鉛コーティングWから切替にてSHWを使用しています。 以前は確かにカールが強く自動結線率に支障がありましたが 改善されてた様で当方のファナック機では問題ありません。 亜鉛Wと比較を致しますと加工速度は余り変わらないんですが、安価である事と粉の発生が少ない為、メンテナンス性の面などで採用しています。 頼めば無料でサンプル品を頂けると思いますので一度、試してみたら良いと思います。 以前、日立さんのBタイプの使用実績もありますが、高価でありながら加工速度も上がらないので採用を見合わせました、SHWとの比較ですが銅と亜鉛の僅かな比率差では考えられない速度差です。性能面でまったくの別物と判断致しますので特許に付いても問題無いのではないでしょうか、念のためメーカーさんに確認してみようと思います。

noname#230358
質問者

お礼

早々の回答有難うございます。 そうですね、実際に使用してみないと、わからないこともあるので、 早速サンプル品を頼んでみたいと思います。 今使っているワイヤーだとどうしても自動結線が上手くいかず…。 価格、性能、メンテナンス性なども考慮して検討してみます。 有難う御座いました。

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