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樹脂ペレットの細かい粉の処理法
- 射出成形工程内で、樹脂ペレット同士の摩擦による細かい粉塵が大量に発生する問題があります。
- 現在の対策として、サイクロンホッパーという装置がありますが、全ての成形機に取り付けるまでにはコストと時間がかかります。
- そのため、ペレットの保存方法や業者からの納入形態について、アイデアを求めています。
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樹脂ペレットの細かい粉は、ほとんどの場合、ペレット製造段階に発生するものです。 ただし、脆い材料でストランドカットの場合は、運送中などにペレット同士がぶつかり合ったりして、ペレットの角が落ちて粉になることがあります。 その点では、丸ペレット(ホットカット)の方が優位でしょう。 ペレット製造設備としては、それぞれ一長一短あるのですが、粉の問題はやはりホットカットの方が優位です。(ホットカットでも粉はゼロではありません) 成形設備としては、やはり乾燥機~成形機ホッパーの構造をできる限りシンプルかつ死角(滞留ゾーン)を極力なくし、ペレットがスムーズに流れるように設計すること(ペレットに衝撃を与えないこと)が肝要かと思います。
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ランナーや成型不良品を粉砕して、粉砕材料をバージン材と混合して使っていませんか? もし、使っているようでしたら、粉砕材料の粉が原因なのかもしれません。 一度、再ペレットかするか、粉砕材料を振るいにかけて、粉を取り除くことが必要です。 もし、バージン材のみ使用しているようでしたら、粉の発生はペレット製造段階の可能性がありますが、ペレット製造過程でも、必ず、粉、カット不良(長いもの)を取り除くため、通常、振るいにかけて紙袋にパッキングしています。もし、バージン材料の紙袋を空け、腕ごと材料の中に突っ込んで、腕を引き抜いたときに、腕に粉がたくさん付くようでしたら、相当、粉が混入しています。一度、材料メーカーさんに振るいの工程について、どのように管理しているのか相談した方が良いかと思います。 材料別に言いますと、ガラスの入っている材料や、難燃材、及び、アクリル(PMMA)やAS、GPPSなど比較的、硬くてもろい材料が、ペレタイズ時(ペレットカット時)に粉が出やすく、その後、十分に振るいにかけないと粉を取り除くことはできません。または、ペレタイザー(カッター)の刃が丸くなっていると、ペレタイズ時にきちんと切れず、粉がたくさん生じます。 どっちにしろ、粉の状態がひどいようでしたら、一度、材料メーカーさんと相談することをお奨めします。
お礼
使用はバージン材のみですが、一度材料業者と話をしてみます。 ありがとうございました。
>>現在樹脂ペレット同士の摩擦による細かい粉塵が大量に発生し ペレット製造段階の物と思いますよ 粉の多さ=ストランドカット>>丸ペレット メーカーに依頼されても変更を受けていただけないと思いますが。 ですので「ペレットの保存方法や、業者からの納入形態」で改善できる 事象とは違います。 ですので対処法ではあるのですが、成形機ホッパ上はシンプル・コンパクト でなければ材料替えなどの時、掃除が大変になるとは思います。 掃除機にて吸引清掃で1~2分で作業完了できています。
お礼
ありがとうございました。 製造業者との打ち合わせを予定していますので、 その際に取り上げさせて頂きます。
お礼
ホットカットは初耳でした。 大変参考になりました。 一度材料業者に相談してみます。 ありがとうございました。