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YAGレーザー溶接について
YAGレーザー溶接機の出力にパルスとCW(連続波)とがありますが、溶接の外観や溶け込みなどにはパルスとCWでは違いがあるのでしょうか? 教えてください。
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noname#230359
回答No.1
パルスを作る方式にもよりますが、外部にエネルギを出さないときにはエネルギを溜め込んで出力時にまとめて出力する方式の場合、同じレーザエネルギを作ることができる装置で比較すると、パルスの方が、高いピークエネルギを得ることができます。溶込み深さはピークエネルギに従って増加しますから、この方式では、パルスの方が圧倒的に深い溶込みを得ることが可能です。(装置によっては、パルスで外部出力していないときに、そのときに発生するエネルギを捨てたり、電源を停止して作っていない装置もありますから注意ください。) また、部分溶込みでシールドガスを巻き込んで生じるポロシティの抑制にも効果があると言われています。 ただ、割れやすい材料では、パルスの方が溶接効率がよくなる分、割れやすくなる場合があります。熱量の少ない溶融溶接をイメージして用いられるのならば、CWの方が無難かもしれません。
お礼
大変参考になりました。 ありがとうございました。